■大田泰示、公文克彦(2016年11月)
(吉川光夫、石川慎吾との2対2のトレードで巨人から移籍)
大田泰示は巨人時代の8年間で9本塁打だったが、日本ハム移籍後の今季は前半戦だけで10本塁打を放っている。
公文克彦は開幕1軍を勝ち取ると貴重な中継ぎとして定着。巨人時代は未勝利だったが、6月に待望の初白星をあげた。
■大累進(4月)
(乾真大とのトレードで巨人から移籍)
巨人時代の大累進の1軍出場は3年間でわずか2試合だったが、移籍後の昨季は14試合、今季もすでに13試合に出場している。
■矢野謙次、須永英輝(2015年6月)
(北篤、矢貫俊之との2対2トレードで巨人から移籍)
矢野謙次は、日本ハム球団幹部が「何年も前から評価していた」と待望していたように、まさに満を持してのトレード入団だった。現在でも代打の切り札として存在感を示している。
須永はプロ入り前に巨人入りを熱望するも日本ハムに入団。2010年オフにオビスポとのトレードで紺田敏正とともに巨人へ移籍。そして2015年6月のトレードで日本ハムに復帰という不思議な経歴を持つ。昨季を限りで引退し、日本ハムの球団職員になった。
■増渕竜義(2014年3月)
(今浪隆博とのトレードでヤクルトから移籍)
増渕竜義は先発も中継ぎもできる貴重な戦力として期待されたが、残念ながら日本ハムでは1軍登板がないまま現役生活を終えた。
■佐藤祥万(2013年11月)
(加藤政義とのトレードでDeNAから移籍)
佐藤祥万は日本ハムでは1年で戦力外通告を受けたが、トライアウトを経て広島に入団した。
■市川友也(2013年11月)
(金銭トレードで巨人から移籍)
巨人時代の市川友也の1軍出場は4年間でわずか8試合だったが、移籍後は2番手捕手としてレギュラー並みの活躍。また、巨人時代は無安打ながら、2014年から昨季までの4年間で82安打を積み重ねている。
文=サトウタカシ (さとう・たかし)