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2013夏・岩手の展望、ライターのみどころ、注目選手リストはこちらです!

<岩手県の主な注目選手>
投手・白鳥 翔(一関学院・3年)
184センチ87キロ/右投右打
高校生の中に大人が混じっているように見える体躯。最速140キロ超えの右腕

投手・小野寺貴紀(一関一・3年)
170センチ65キロ/右投右打
強豪校打者をきりきり舞いさせたスライダー。クレバーな投球術も魅力の一つ

投手・中里 優介(花巻東・3年)
168センチ68キロ/左投左打
テンポよく投げ込む好左腕。春の活躍は見事。夏は背番号1を奪いそうな気配

投手・松本 裕樹(盛岡大付・2年)
182センチ78キロ/右投左打
2年生ながら県内最注目の144キロ右腕。中軸を任される打撃センスにも注目を

投手・長鈴 悠平(盛岡四・3年)
172センチ70キロ/右投右打
左右いっぱいを使えるコントロールが生命線。スライダーで三振の山を築く 捕手・後藤 勇希(水沢・3年) 174センチ76キロ/右投右打
高校通算26発の長距離砲。打者として、捕手として、チームを牽引していく

三塁手・佐藤 信行(専大北上・3年)
172センチ62キロ/右投左打
下級生時から注目された打撃センス。高橋由伸(巨人)を思わせるフォーム

三塁手・民部田竜也(盛岡四・3年)
182センチ81キロ/右投右打
走攻守が揃う好プレーヤー。一つ一つのプレーに華があり、目をひかれる存在

遊撃手・小野寺 旭(水沢・3年)
166センチ69キロ/右投左打
深めのライト前なら、一気に二塁を陥れる快足。冬の鍛錬で打球に力強さが増す

遊撃手・望月 直也(盛岡大付・3年)
179センチ76キロ/右投右打
センス抜群の打撃と守備でチームを牽引。夏の結果で、これからの道が決まる


<大会展望>
公立校の巻き返しなるか

 昨年から今年にかけての実績を見れば、やはり本命は盛岡大付に落ち着きそう。盛岡大付史上最強とも称される投手陣と望月を軸にした強力打線。投打のバランスに優れ、優勝候補の最右翼と言える。それを追いかけるのは、花巻東、一関学院、専大北上の私立勢。春季大会では、それぞれ盛岡大付の前に敗れたが、いずれも惜敗。互角に戦える力を持っている。盛岡三、盛岡四、水沢も勢いのあるところを見せている。私立勢がほぼ独占状態の夏の切符を奪い返したい。

地区内勢力ピラミッド


<コラム>
困難を乗り越えて夏を戦う連合チーム

 今年の夏の岩手県予選には、西和賀と宮古北の2校が連合チームとして出場する。過疎化、東日本大震災の人口流出などが引き金となった深刻な部員不足。岩手が抱える難題は、高校野球にまで波及してきている。2校間の距離は約170キロと遠い。集まって練習できるのは週末のみ。平日の練習ではできることが限られる。苦労を背負っても、出場することを選んだ少年たち。西和賀の青、宮古北の白。ユニホームの色はバラバラだが、心は一つで立ち向かう。

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