週刊野球太郎
中学、高校、プロ・・・すべての野球ファンのための情報サイト

ソフトバンクはほぼ不動。今だからこそ思い出したい今季の開幕オーダー(パ・リーグ編)

ソフトバンクはほぼ不動。今だからこそ思い出したい今季の開幕オーダー(パ・リーグ編)
 ソフトバンクが逆転の独走優勝を遂げたパ・リーグ。各球団のファンにとっては喜びアリ、悲しみアリ、怒りアリのシーズンだったが、春先の時点ではそれぞれ希望を抱いていたはずだ。

 シーズンの大勢が決した今だからこそ、今季の開幕オーダーを振り返り、少し答えあわせをしてみたい。セ・リーグ編に引き続き、今回はパ・リーグの今季開幕オーダーをおさらいしたい。

ソフトバンクの開幕スタメンと答え合わせ


■開幕スタメン
1(遊撃):今宮健太
2(二塁):本多雄一
3(中堅):柳田悠岐
4(一塁):内川聖一
5(DH):デスパイネ
6(左翼):中村晃
7(三塁):松田宣浩
8(捕手):高谷裕亮
9(右翼):上林誠知
投手:和田毅

 内川聖一が途中離脱したが、二塁を除けば、野手陣は優勝までほぼこのメンバーで戦えた。高谷と併用して起用された甲斐拓也の成長や上林誠知の活躍も見逃せない。9月30日の試合で内川は復帰したが、柳田悠岐が右脇腹痛で離脱中。CSに間に合わせて開幕と同様にフルメンバーで挑みたい。

西武の開幕スタメンと答え合わせ


■開幕スタメン
1(中堅):秋山翔吾
2(左翼):田代将太郎
3(二塁):浅村栄斗
4(三塁):中村剛也
5(DH):栗山巧
6(一塁):メヒア
7(右翼):木村文紀
8(捕手):炭谷銀次朗
9(遊撃):源田壮亮
投手:菊池雄星

 森友哉、金子侑司らをケガで欠き、現在の重厚なオーダーと比べればやや見劣りする。開幕当初、打撃は計算に入っていなかっただろう源田壮亮の起用は見事だった。絶賛ブレイク中の山川穂高は開幕1軍に入っていたが、今季は開幕スタメンはつかめず。山川は春のスタートに課題を抱えるので、来季こそは開幕スタメン&スタートダッシュを決めたい。


楽天の開幕スタメンと答え合わせ



■開幕スタメン
1(遊撃):茂木栄五郎
2(右翼):ペゲーロ
3(三塁):ウィーラー
4(DH):アマダー
5(二塁):銀次
6(一塁):今江年晶
7(中堅):島内宏明
8(左翼):聖澤諒
9(捕手):嶋基宏
投手:美馬学

 前半戦の好調を象徴する超攻撃的な開幕オーダー。2番から助っ人を3人並べたこともすごいが、セカンドに銀次を起用したことも驚き。巨人は前半戦ラストにセカンドにマギーを置いて巻き返したが、開幕からこれをやってのけたのは、梨田昌孝監督だからこそできた離れ業だ。則本昂大がWBCでの疲労、岸孝之がインフルエンザで開幕投手が回ってきた美馬学も今季は自身初の2ケタ勝利。ケガには苦しめられたが、楽天史上に残る好オーダーだった。


オリックスの開幕スタメンと答え合わせ


■開幕スタメン
1(遊撃):安達了一
2(二塁):西野真弘
3(DH):中島宏之
4(右翼):ロメロ
5(三塁):小谷野栄一
6(一塁):T-岡田
7(左翼):小島脩平
8(捕手):若月健矢
9(中堅):駿太
投手:金子千尋

 開幕時点では正統派のオーダー。現在はケガから復帰した吉田正尚や途中加入のマレーロが打線に加わり、破壊力はアップしている。3、4月は投手陣も絶好調で15勝8敗と大きく勝ち越した。故障などでメンバーが変わることも多かったが、ここまでチーム打率.260を超えた月はすべて勝ち越し。今季の開幕オーダーに驚きはなかったが、夏からの試行錯誤を経て、来季は面白くなりそうだ。


日本ハムの開幕スタメンと答え合わせ


■開幕スタメン
1(左翼):西川遥輝
2(二塁):田中賢介
3(DH):大谷翔平
4(一塁):中田翔
5(右翼):近藤健介
6(三塁):レアード
7(中堅):岡大海
8(捕手):市川友也
9(遊撃):中島卓也
投手:有原航平

 プロ野球界の注目はWBCを辞退した大谷翔平が開幕戦に間に合うのか否かだった。無事に大谷はスタメンに名を連ね、陽岱鋼がFAで巨人に移籍したものの、ベスト布陣で開幕を迎えた印象。しかし、主力選手が揃ってケガと不調に悩まされ続けた。連覇はなかなか難しい……。


ロッテの開幕スタメンと答え合わせ


■開幕スタメン
1(中堅):岡田幸文
2(右翼):荻野貴司
3(左翼):角中勝也
4(DH):パラデス
5(二塁):鈴木大地
6(三塁):ダフィー
7(一塁):井上晴哉
8(捕手):田村龍弘
9(遊撃):中村奨吾
投手:涌井秀章

 オープン戦では13勝2敗3分で1位。パラデスとダフィーも好調で、この時点では、のちの絶望的貧打戦が予感できほどの布陣ではなかった。しかし、シーズンが始まると両外国人がスランプに陥り、打線全体もチーム打率が2割に満たず、4月なのに梅雨を迎えたような湿り具合だった。7番・井上晴哉がブレイクできなかったこともあるが、今見るとやはり圧倒的に攻撃力が足りない。夢のある補強が必要な時期だ。


文=落合初春(おちあい・もとはる)

記事タグ
この記事が気に入ったら
お願いします
本誌情報
雑誌最新刊 野球太郎No.32 2019ドラフト直前大特集号 好評発売中
おすすめ特集
2019ドラフト指名選手一覧
2019ドラフト特集
野球太郎ストーリーズ
野球の楽しみ方が変わる!雑誌「野球太郎」の情報サイト
週刊野球太郎会員の方はコチラ
ドコモ・ソフトバンク
ご利用の方
KDDI・auスマートパス
ご利用の方