内田靖人
57試合:打率.240(204打数49安打)/10本塁打/40打点/1盗塁
内田靖人はプロ4年目の22歳。未来の1軍・4番候補生は今季も順調にアーチを描いている。昨季は2軍での95試合で13本塁打を放ったが、今季はさらにハイペースで本塁打量産中。まだまだ打率も上がるはず!
吉村裕基
27試合:打率.269(78打数21安打)/2本塁打/14打点/0盗塁
先日まで不調で2軍調整中の長谷川勇也が4番を任されていたが、打率.288、3本塁打の成績を残し、6月13日に1軍復帰。代わって吉村裕基が4番に入っている。今季は、1軍での出場は3試合に留まっているが、長谷川に続く復活を期待したい。
山川穂高
28試合:打率.333(96打数21安打)/7本塁打/19打点/0盗塁
昨季終盤にプチブレイクし、今季も開幕1軍をつかんだが、27打数3安打の打率.111で2軍降格。しかし、2軍ではやはりレベルが違う。出塁率.467は迫力の証。夏本番から1軍で活躍し、来季こそは1軍に定着したい。
園部聡
36試合:打率.195(82打数16安打)/2本塁打/8打点/0盗塁
園部聡、ジョージ、伏見寅威が交代で4番を務めるが、未来の大砲候補となるとやはり園部になってくる。打率は景気のいい数字ではないが、安打数より多い21四球を選んでおり、出塁率.389をマーク。2軍では珍しい「球を選べるスラッガー」になりつつある。
森本龍弥
52試合:打率.172(198打数34安打)/5本塁打/22打点/0盗塁
森本龍弥は高卒5年目の大谷世代。内野ならどこでも守る大型選手だ。高校通算33本塁打のパワーも徐々に伸びてきている。4月には自身初の1軍昇格、1軍初安打を記録した。攻守に課題を残すが、森本が大成すればチームの戦術の幅は無限に広がる。
システマティックな育成で知られる日本ハムで「2軍の4番」を任せられるということは、「そろそろ伸びろ」と言われているのと同義だ。
井上晴哉
26試合:打率.211(71打数15安打)/1本塁打/6打点/0盗塁
今季は1軍で開幕スタメンに抜擢され、4月中旬まで打率3割前後をキープしていたが、ズルズルと調子を落として5月上旬から2軍で再調整中。ペーニャも加入したが、ロッテの打線再建のキーマンは“和製大砲”の井上で間違いない。
1軍では97打席で0本塁打(打率.220)と「アジャ」っぽさを見せられなかった。復調して特大ホームラン連発といきたい。
(成績は6月19日現在)
文=落合初春