投手としてもはや誰も追いつけない400勝を挙げている金田正一。現役引退から3年間の充電期間を経てロッテの監督に就任したのが1973(昭和48)年のこと。オープン戦4試合目となる3月10日の大洋戦で記念すべき初勝利を挙げた。「これで401勝目や!」と怪気炎をあげた金田は、長らく低迷していたロッテを2年目となる1975(昭和50)年には日本一に導いている。