三沢商野球部OBの浪岡監督は、同校が初の甲子園出場を果たした、第68回選手権大会に選手として出場。守備範囲の広い中堅手として活躍した。
現在は三沢市の消防署に勤める傍ら、今年4月に監督就任。地方大会準々決勝では弘前学院聖愛、準決勝では青森、そして決勝では八戸学院光星と、次々と強豪校を撃破。就任わずか1年目で、母校を29年ぶりの甲子園へと導いた。
青森から公立高校が甲子園に出場するのは、1996年の弘前実業以来、実に19年ぶり。分厚い私立校の壁を破った名将は、想い出の甲子園球場で、今度は監督として指揮をふるう。