■中田翔(日本ハム・27歳)
間違いなく次のストーブリーグの「灯油」になるのはこの男。すでに阪神が熱視線を送っているという情報もある上、今季の阪神は一塁空席の様相。「中田翔を迎え入れる準備」という声も挙がっている。
2億8000万円の年俸(推定)も日本ハムにとっては“卒業”に値する金額。日本ハムファンは、今年は「虎の恋人」報道に一喜一憂させられるだろう。
■牧田和久(西武店32歳)
先発・リリーフどちらもこなせるタフネスサブマリン・牧田和久。今オフ、球団が2年契約を提示したものの、「1年1年が勝負」として単年で契約更新。人気銘柄になりそうだ。
■増井浩俊(日本ハム・32歳)
昨季の日本一に貢献した増井浩俊もFA権取得濃厚。昨季はルーキーイヤー以来の先発転向で復活したが、今季は再び守護神を希望している。起用法次第ではFA権行使もあり得る。年俸も2億2000万円とやや高額。中田と同様、フロントが“卒業”と言い出してもおかしくない。
同じく日本ハムでは谷元圭介(31歳)もFA権取得間近。年俸1億円到達でBランクだが、今季の活躍次第では注目銘柄になるかも知れない。
今季、FA権を取得できる選手のなかには秋山翔吾(西武・28歳)、T-岡田(オリックス・28歳)も含まれていたが、2人とも複数年契約で更新しており、ファンはひと安心といったところ。
近年はFA流出を防ぐために複数年契約を提示するケースも多い。来オフは再来年の取得が濃厚な浅村栄斗(西武・26歳)の契約更改にも注目が集まるはずだ。
文=落合初春(おちあい・もとはる)