レースの基準となるポイントの算出法は以下の通り。ほとんどの年でこのポイント最上位の選手が新人王に輝いている。
■野手
(塁打+四死球+盗塁)×1ポイント
■先発投手
(投球回数×1ポイント)+(勝利数×10ポイント)
※投球回数は1/3回、2/3回は切り下げ
■救援投手
(登板数+ホールド数+セーブ数)×2ポイント
■1位
京田陽太(中日)
内野手/1年目
59試合:打率.288(219打数63安打)/1本塁打/11打点/7盗塁
82塁打+8四死球+7盗塁=97ポイント
■2位
糸原健斗(阪神)
内野手/1年目
45試合:打率.257(101打数26安打)/0本塁打/16打点/1盗塁
33塁打+20四死球+1盗塁=54ポイント
■3位
西川龍馬(広島)
内野手/2年目
28試合:打率.352(54打数19安打)/2本塁打/12打点/3盗塁
34塁打+4四死球+3盗塁=41ポイント
■1位
濱口遥大(DeNA)
投手/1年目
10試合:4勝3敗/防御率3.54/投球回56
56投球回+4勝=96ポイント
■2位
星知弥(ヤクルト)
投手/1年目
13試合:2勝2敗/2ホールド/防御率3.72/投球回48.1
先発(7試合):40投球回+2勝=60ポイント
リリーフ(6試合):6試合+2ホールド=16ポイント
合計:76ポイント
■3位
鈴木翔太(中日)
投手/4年目
7試合:3勝3敗/防御率3.71/投球回34
先発(6試合):33投球回+3勝=63ポイント
リリーフ(1試合):1試合=2ポイント
合計:65ポイント
■1位
三ツ間卓也(中日)
投手/2年目
30試合:2勝1敗/11ホールド/防御率2.59
30試合+11ホールド=82ポイント
■2位
池田駿(巨人)
投手/1年目
22試合:0勝2敗/1ホールド/防御率4.67
リリーフ(20試合):20試合+1ホールド=42ポイント
先発(2試合):7投球回=7ポイント
合計:49ポイント
■3位
佐藤優(中日)
投手/2年目
13試合:2勝0敗/2ホールド/防御率5.40
13試合+2ホールド=30ポイント
セ・リーグは京田陽太(中日)と濱口遥大(DeNA)の一騎打ちの様相。京田もプレーが安定してきており、濱口は10勝が分水嶺になりそうだ。
糸原健斗(阪神)もスタメンに定着しつつあるが、出塁率重視のプレースタイルでやや印象点は低くなりそう。西川龍馬(広島)は出場機会がどれだけ増やせるか。それ次第だ。
■1位
源田壮亮(西武)
内野手/1年目
57試合:打率.287(230打数66安打)/1本塁打/22打点/17盗塁
85塁打+21四死球+17盗塁=123ポイント
■2位
武田健吾(オリックス)
外野手/5年目
44試合:打率.302(129打数39安打)/2本塁打/11打点/0盗塁
51塁打+5四死球+0盗塁=56ポイント
■3位
石井一成(日本ハム)
内野手/1年目
51試合:打率.197(132打数26安打)/1本塁打/9打点/2盗塁
32塁打+12四死球+2盗塁=46ポイント
■1位
山岡泰輔(オリックス)
投手/1年目
9試合:2勝5敗/防御率2.59/投球回55.2
55投球回+2勝=75ポイント
■2位
石川柊太(ソフトバンク)
投手/4年目
19試合:2勝1敗/1ホールド/防御率2.63/投球回37.2
先発(2試合):12投球回+2勝=32ポイント
リリーフ(17試合):17試合+1ホールド=36ポイント
合計:68ポイント
■3位
佐々木千隼(ロッテ)
投手/1年目
8試合:2勝6敗/防御率5.91/投球回45.2
45投球回+2勝=65ポイント
■1位タイ
黒木優太(オリックス)
投手/1年目
27試合:3勝0敗/14ホールド/1セーブ/防御率1.35
27試合+14ホールド+1セーブ=84ポイント
■1位タイ
森原康平(楽天)
投手/1年目
29試合:1勝3敗/13ホールド/防御率4.50
29試合+13ホールド=84ポイント
■3位
有吉優樹(ロッテ)
投手/1年目
22試合:0勝3敗/7ホールド/防御率4.22
22試合+7ホールド=58ポイント
パ・リーグは源田壮亮(西武)が最有力。走攻守で活躍を見せており、このままいけば新人王獲得は決まりだろう。対抗は黒木優太(オリックス)。春先から好調をキープしていた森原康平(楽天)はやや息切れした感があるが、巻き返しなるか?
先発では山岡泰輔(オリックス)が新人王級の好投を見せているが、チーム状況から勝ち星がついてこない。大連勝で勝ち星を増やしての新人王レース浮上に期待。石川柊太(ソフトバンク)は先発転向で勢いが出そうだ。
(成績は6月11日時点)
文=落合初春(おちあい・もとはる)