パ・リーグの最下位に低迷している日本ハム。その大きな要因は言うまでもなく主力の相次ぐ故障だ。
そのせいで現在のスタメンはよくいえばフレッシュ。だが、客観的にみれば相手への威圧感が少し足りないメンバー構成になっている。結果的に昨季の下位打線が上位打線に回った格好なのだから、いかんともしがたい。
大谷翔平や中田翔の故障は大きく報道されたのでご存知の方も多いと思うが、彼ら以外にも負傷者が続出している。はたしてどれくらいの負傷者がいるのかまとめてみたい。
故障が発生した順に今季の負傷者を見てみよう。
■石井裕也
右ヒザ内側半月板部分切除手術
2016年12月2日/4月22日1軍復帰
■高良一輝
右太腿裏肉離れ
1月27日/全治約2カ月
■淺間大基
腰痛
2月7日/4月下旬復帰見込み
■飯山裕志
左大腿二頭筋挫傷
2月27日/全治約5〜6週間
■大田泰示
左腹斜筋挫傷
3月4日/4月23日1軍復帰
■谷口雄也
右ヒザ前十字靭帯の再建手術
3月16日/今季絶望
■郡拓也
左手関節尺骨形状突起亀裂骨折
3月25日/全治約4週間
■大谷翔平
左大腿二頭筋肉離れ
4月8日/全治約4〜6週間
■中田翔
右内転筋挫傷
4月9日/4月23日1軍復帰
■マーティン
右ヒジの違和感
4月11日/全治不明
■杉谷拳士
左ヒラメ筋挫傷
4月12日/全治約2週間
■エスコバー
右太腿裏痛
4月14日/全治不明
(※日付は故障が発生した日、もしくは発表された日、手術を行った日)
12人の負傷者を見ると、エース兼主軸の大谷翔平に4番の中田翔、クローザーのマーティン、核弾頭の淺間大基、守備固めの飯山裕志と、呆然とするほど多岐に渡っている。
しかし、それでも先日の石井裕也を皮切りに、中田や大田泰示らが1軍復帰を果たしている。特に大田はケガの再発をも恐れないハッスルプレーで観客を沸かせた。
まだ復帰に時間のかかる選手もいるだろうが、一刻も早く戦列に戻ってもらって再びペナントレースを賑わせてほしいものだ。
文=サトウタカシ (さとう・たかし)