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残り試合わずか! 記録達成を目指す三浦大輔(DeNA)の登板はあるか!?


 現役25年目を迎え、球界最年長の42歳となったDeNA・三浦大輔。今シーズンは未勝利勝だが、勝ち星を挙げれば24年連続勝利が達成される。

 ペナントレースはすでに終盤となったが、なんとか1勝をもぎ取ることができるのだろうか? チームが初のCS出場を賭けてしのぎを削るなか、ラストワンチャンスの登板が期待される。

打撃でギネス世界記録に認定!?


 今季初登板となった7月11日の中日戦、2回裏、三浦は2死一塁でレフト前ヒットを放った。この1本で通算122安打。また、24年連続の安打となった。これは「プロ野球投手による安打最多連続年数」のギネス記録。グレッグ・マダックス(元ブレーブスほか)の23年連続を抜くもので、メジャーのレジェンドを凌駕する記録だ。

 三浦の「バッテイング好き」はプロ野球ファンの中では有名で、数少ない打撃機会のために自身のカスタムバットを球場に持ち込んでいる。


馬主としての顔も


 チームの大先輩、佐々木主浩は馬主としての顔も有名だが、三浦も2011年に現役プロ野球選手として初めて競走馬を所有。日本中央競馬会の馬主登録を行った。その競走馬の名は「リーゼントブルース」(ちなみに三浦の登場曲のタイトルも「リーゼントブルース」)。残念ながら、リーゼントブルースは2015年に引退している。

今シーズンのラストチャンス


 9月12日現在、残りゲームはあと11試合。24年連続勝利をもぎ取る姿を見たい! そう思うファンは多いはずだ。一部では9月13日からの7連戦、とくに得意とする阪神戦で登板するのでは、との情報が流れている。

 前回の登板では初回に大量失点を喫し敗れたが、2回以降は安定したピッチングを見せ、健在ぶりをアピールした。ファームでの登板成績は防御率5点台と不安を残すものの、登板することになれば、チームにとっては「絶対に負けられない一戦」となる。ファンと一丸となって戦うことだろう。

 DeNAは1998年の日本一以来、優勝から遠ざかっている。ここ10年はBクラスに甘んじ、CS出場も果たしていない。

 三浦は現在のDeNAに唯一残る、1998年の優勝を知る選手だ。CS進出への最後の一押しを、優勝経験者である三浦が決めて、なんとか次のステージ、そして次のシーズンにつなげてもらいたい。


文=元井靖行(もとい・やすゆき)

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