≪ワースト3≫
ロペス(DeNA)
打率.139(36-5) 0本 0打点
≪ワースト2≫
藤井淳志(中日)
打率.138(29-4) 0本 1打点
≪ワースト1≫
鳥谷敬(阪神)
打率.129(31-4) 0本 4打点
昨季の3人の打率はロペス.291、藤井.295、鳥谷.281。実績ある3人がまさかのドン尻スタートになってしまった。ロペスは3番、藤井と鳥谷は6番を任されており、そろそろ復調しないとチームの勝敗に大きく関わる。
鳥谷は7四球を選び、出塁率.282。最低限の仕事はしているが、4月3日のDeNA戦では後釜候補の22歳・北條史也がプロ初アーチ。このままでは、世代交代論まで生まれそうだ…。
ロペスも踏ん張りどころ。DeNAでは新外国人のロマックが打率.091(規定打席未満)と渋い成績でついにスタメン落ち。ここは主軸がやらねばならないときだ。
藤井はリーグワースト2位の11三振…。状態は果たして万全なのか…。
≪ワースト3≫
柳田悠岐(ソフトバンク)
打率.160(25-4) 1本 1打点
≪ワースト2≫
中村奨吾(ロッテ)
打率.158(19-3) 0本 1打点
≪ワースト1≫
本多雄一(ソフトバンク)
打率.120(25-3) 0本 2打点
昨年のMVP&首位打者&トリプルスリーの柳田がまさかのスランプ…! と言いたいところだがご心配なく。今シーズンの柳田はまったく勝負してもらえず、なんと8試合ですでに14四球。出塁率は.447で問題ないどころかリーグ上位だ。ただ、このボール攻めはひとつの試練。好球必打で甘い球を逃さない打撃ができれば、さらなる怪物へと進化する。
ロッテ・中村は、2年目のジンクスへの挑戦。昨季は打率.230。2年目だからといって、これ以下が許される成績ではない。ナバーロが戻って来るまでに何とかしないと、セカンドの定位置を失うことになりそうだ。
本多も正念場。高田知季らスーパーサブ勢が虎視眈々と定位置確保を狙っている。
とはいえ、シーズンはまだ序盤。次の試合で4安打の固め打ちでもすれば、打率は一気に.250付近まで上昇する。このまま沈むとは思えない6人の復活の一打に注目したい。
文=落合初春(おちあい・もとはる)