■田中将大(ヤンキース・28歳)
9試合:5勝3敗/投球回48/39奪三振/防御率6.56
勝ち星が先行しているが、明らかに本調子ではない田中将大(ヤンキース)。一時は完封勝利を記録するなど持ち直したかに見えたが、15日のアストロズ戦では1回2/3で8失点、21日のレイズ戦では3回6失点の大炎上。地元紙も「ゾッとするような先発」と正直な言葉で報じている。
■ダルビッシュ有(レンジャーズ・30歳)
9試合:4勝2敗/投球回58.2/61奪三振/防御率2.76
日本人選手のなかで飛び抜けたスタートダッシュを見せたのはダルビッシュ有(レンジャーズ)。9戦中7戦でクオリティースタートを記録するなど、今季も安定感あるピッチングを見せている。
■岩隈久志(マリナーズ・36歳)
6試合:0勝2敗/投球回31/16奪三振/防御率4.35
昨季は16勝12敗の成績を残した岩隈久志(マリナーズ)だが、今季はなかなか勝ち星に恵まれず、現在は右肩の炎症でDL(故障者リスト)入り。リスタートで巻き返したい。
■前田健太(ドジャース・29歳)
7試合:3勝2敗/投球回39.1/40奪三振/防御率5.03
メジャー2年目を飛躍の年にしたい前田健太(ドジャース)もスタートダッシュに失敗。ここ3試合は見違えるような投球を見せていたが、左太もも裏の張りでDL入り。再調整を進めている。
■上原浩治(カブス・42歳)
18試合:1勝2敗/1セーブ/投球回15.2/18奪三振/防御率3.45
大ベテランの上原浩治(カブス)は今年も健在。42歳になっても140キロ前後のフォーシームでメジャーの強打者から空振りが取れる。1イニングあたりの平均走者数を示すWHIPも0.96。メジャー通算でも0.87。レジェンドクラスのリリーフといえるだろう。
■田澤純一(マーリンズ・30歳)
16試合:1勝1敗/投球回15/11奪三振/防御率6.60
新天地・マーリンズに移った田澤純一だが、失点を繰り返し、負のスパイラルに陥っている。17日には脇腹痛でDL入り。リリーフ投手が求められるチーム事情。1日でも早く復帰し、本調子に戻したい。
■イチロー(マーリンズ・43歳)
36試合:打率.157(51打数8安打)/1本塁打/1打点/0盗塁
代打での起用がメインになりつつあるイチロー(マーリンズ)は8安打止まり。もともと夏場から調子を上げるタイプだが、ファンの脳裏には年齢的な不安がよぎる。
■青木宣親(アストロズ・35歳)
32試合:打率.250(96打数24安打)/1本塁打/6打点/2盗塁
ベテランの域に差し掛かる青木だが、絶好調のアストロズでスタメン争いに食らいついている。日米通算2000本安打も目前だ。
(成績は5月22日現在)
文=落合初春(おちあい・もとはる)