とくに、球場に足を運んだファンには思い出となりそうなのが、4月26日の「伝統の一戦人文字イベント」だ。これは、来場者全員に、胸に「伝統の一戦」と書かれた黄色と黒の限定Tシャツをプレゼントし、一塁側、三塁側両方のアルプス席に、HとTを組み合わせた阪神のマークの人文字を作るというもの。
レフトスタンドに陣取る巨人ファンには、同じデザインでオレンジバージョンのTシャツがプレゼントされる。
まだ2カ月以上先ではあるが、チケットの発売はファンクラブ先行がすでに始まっており、一般発売も2月25日から各チケットのホームページにて開始される。
また、4月26日以外の甲子園球場での巨人戦では、黄色のオリジナル応援ハッピ付きのチケットも発売される予定。席は一塁側のアルプス(各試合800席限定)となっていて、ハッピには、金本知憲監督バージョン、鳥谷敬バージョン、藤波晋太郎バージョンの3種類が用意されている。
ビビッときた方は、まずは阪神タイガースの公式サイトをチェックしすべし!
なお、今季は阪神が金本新監督、巨人が高橋由伸新監督と、両チームにフレッシュな指揮官が就任したタイミングでもある。その両監督が、この「伝統の一戦」について、公式サイトを通じ以下のようなコメントを発表している。
阪神・金本智憲監督
「高橋監督と新人同士、今一度我々が球界を引っ張っていくんだという強い意識を持ち、新しいタイガース・ジャイアンツをプロ野球ファンのみなさんにお見せできるよう、まずはキャンプでチームを徹底的に超変革します。期待していてください。」(抜粋)
巨人・高橋由伸監督
「巨人対阪神戦は、独特の雰囲気を感じながらプレーしていました。選手として戦ってきた金本監督とお互いにチームを率いる立場で戦えるのは楽しみですし、伝統の一戦と言われるにふさわしい試合をしたいと思います。」(抜粋)
甲子園での阪神vs巨人戦は、地元ファンの熱狂ぶりがいつも以上にすごく、球場全体が異様な空気に包まれる。そんな、このカード独特の雰囲気になるのは、永遠のライバル対決、まさに「伝統の一戦」だからなのかもしれない。
文=藤山剣(ふじやま・けん)