コスパレースに参加するのは先発投手と野手。ポイントの算出基準は以下の通り。
■先発投手
1登板=5ポイント
1勝=5ポイント
1QS=5ポイント
1HQS=5ポイント
(※QS=クオリティ・スタート:6回以上3自責点以下、HQS=ハイ・クオリティ・スタート:7回以上2自責点以下、重複有)
■野手
(塁打+四死球+盗塁)×1ポイント
このポイントを基準に1ポイントあたりの価格(年俸÷ポイント)で先発投手、野手それぞれのランキングを作成してみた。
(※1ポイントあたりの価格は小数点以下、四捨五入)
【 】の矢印は前週からのランキングの変動
■1位【↑】
内川聖一(ソフトバンク)
年俸:3億5千万円
20試合:打率.348(69打数24安打)/5本塁打/19打点/0盗塁
44塁打+13四死球+0盗塁=57ポイント
1ポイントあたり=614万円
■2位【↓】
山田哲人(ヤクルト)
年俸:3億5千万円
19試合:打率.224(67打数15安打)/2本塁打/6打点/4盗塁
26塁打+16四死球+4盗塁=46ポイント
1ポイントあたり=761万円
■3位【↑】
坂本勇人(巨人)
年俸:3億5千万円
19試合:打率.356(73打数26安打)/1本塁打/9打点/4盗塁
34塁打+6四死球+4盗塁=44ポイント
1ポイントあたり=795万円
■4位【↑】
筒香嘉智(DeNA)
年俸:3億円
20試合:打率.243(70打数17安打)/0本塁打/6打点/0盗塁
22塁打+14四死球+0盗塁=36ポイント
1ポイントあたり=833万円
■5位【↑】
中村剛也(西武)
年俸:4億1千万円
12試合:打率.348(66打数23安打)/5本塁打/17打点/0盗塁
45塁打+4四死球+0盗塁=49ポイント
1ポイントあたり=837万円
■6位【→】
バレンティン(ヤクルト)
年俸:3億3千万円
19試合:打率.233(73打数17安打)/3本塁打/8打点/0盗塁
28塁打+7四死球+0盗塁=35ポイント
1ポイントあたり=943万円
■7位【↓】
中島宏之(オリックス)
年俸:3億5千万円
17試合:打率.290(62打数18安打)/2本塁打/10打点/0盗塁
28塁打+8四死球+0盗塁=36ポイント
1ポイントあたり=972万円
■8位【↑】
デスパイネ(ソフトバンク)
年俸:4億円
20試合:打率.247(73打数18安打)/2本塁打/10打点/1盗塁
27塁打+11四死球+1盗塁=39ポイント
1ポイントあたり=1026万円
■9位【→】
レアード(日本ハム)
年俸:3億円
20試合:打率.143(70打数10安打)/3本塁打/7打点/0盗塁
21塁打+7四死球+0盗塁=28ポイント
1ポイントあたり=1071万円
■10位【↓】
鳥谷敬(阪神)
年俸:4億円
19試合:打率.303(66打数20安打)/0本塁打/4打点/2盗塁
21塁打+11四死球+2盗塁=34ポイント
1ポイントあたり=1176万円
■11位【↓】
メヒア(西武)
年俸:5億円
17試合:打率.290(62打数18安打)/3本塁打/12打点/0盗塁
33塁打+6四死球+0盗塁=39ポイント
1ポイントあたり=1282万円
■12位【→】
松田宣浩(ソフトバンク)
年俸:4億円
20試合:打率.192(78打数15安打)/0本塁打/5打点/0盗塁
18塁打+4四死球+0盗塁=22ポイント
1ポイントあたり=1818万円
単独1位に浮上したのは内川聖一(ソフトバンク)。先週は6試合で6安打(うち1本塁打)だったが、なんと8四球をもぎ取り、後続を突き放した。開幕から1位をキープしていた山田哲人(ヤクルト)は2位にダウン。バットはやや湿り気味だが四球、盗塁でポイント稼いでいる。
前週3位に浮上した中島宏之(オリックス)は7位転落。先週の試合数が4試合だったのが主な要因。まだまだ上を狙える。中村剛也(西武)は日本人野手最高年俸の4億1千万円のハンデを背負いながら前週7位から5位に順位を上げた。順調に本塁打を積み上げている。
意外にも開幕3位から10位まで順位を落としたのは鳥谷敬(阪神)。打率.303と好調に見えるが、21安打中20安打が単打。塁打数が伸びてこない。デスパイネ(ソフトバンク)は不調から脱却し、順位を1ケタに上げた。
■1位【→】
メッセンジャー(阪神)
年俸:3億5千万円
4試合:3勝0敗/防御率2.49/2QS/2HQS=55ポイント
1ポイントあたり=636万円
■2位【→】
金子千尋(オリックス)
年俸:5億円
4試合:3勝0敗/防御率1.29/3QS/2HQS=60ポイント
1ポイントあたり=833万円
■3位タイ【↑】
バンデンハーク(ソフトバンク)
年俸:4億円
3試合:1勝2敗/防御率2.55/1QS/1HQS=30ポイント
1ポイントあたり=1333万円
■3位タイ【→】
和田毅(ソフトバンク)
年俸:4億円
2試合:2勝0敗/防御率2.08/1QS/1HQS=30ポイント
1ポイントあたり=1333万円
■5位【→】
ジョンソン(広島)
年俸:3億1千万円
1試合:0勝1敗/防御率12.27/0QS/0HQS=5ポイント
1ポイントあたり=6200万円
■6位【→】
攝津正(ソフトバンク)
年俸:4億円
1試合:0勝0敗/防御率6.75/0QS/0HQS=5ポイント
1ポイントあたり=8000万円
■7位【→】
松坂大輔(ソフトバンク)
年俸:4億円
登板なし
メッセンジャー(阪神)は4月21日の巨人戦で8回1失点、自責点0の好投。2試合連続のハイ・クオリティ・スタートで1位をキープした。2位・金子千尋(オリックス)も負けじと20日の日本ハム戦で8回1自責点のハイ・クオリティ・スタートで20ポイントを上積み。完全復活の気配だ。
開幕から2試合連続で黒星を喫したバンデンハーク(ソフトバンク)も20日のロッテ戦で8回無失点。今季初勝利を挙げ、ようやくエンジンがかかり始めた。
絶好のスタートを見せていた和田毅(ソフトバンク)は左ヒジの張りで2軍調整中。1回先発を飛ばして復帰の予定だったが、状態が上向かず、長期離脱になるようだ。
そうなると攝津正(ソフトバンク)に期待したいところだが、27日に出場登録抹消済み。ソフトバンクは松坂大輔と合わせて4億円投手3人が稼動しない非常事態になっている。
ジョンソン(広島)も咽頭炎の発熱が長引いてようやく練習再開できるかというところ。1日も早い復帰でチームを再び勢いづけたい。
■1位【→】
サファテ(ソフトバンク)
年俸:5億円
7試合:0勝0敗/1ホールド/6セーブ/防御率0.00
■2位【→】
五十嵐亮太(ソフトバンク)
年俸:3億5千万円
10試合:2勝0敗/1ホールド/防御率0.96
■3位【→】
山口鉄也(巨人)
年俸:3億2千万円
7試合:1勝1敗/2ホールド/防御率2.84
■4位【→】
平野佳寿(オリックス)
年俸:3億円
8試合:0勝1敗/1ホールド/5セーブ/防御率4.50
年俸3億円オーバーのリリーフ4人は、先週、全員無失点のピッチング。さすがの安定感を見せた。
次回コスパレースは5月30日に公開予定。約5週間でどんな変動があるのか、乞うご期待!
文=落合初春(おちあい・もとはる)