第5回　対戦カード決定！　注目すべき日は何日目だ！？

2013/3/18

　センバツの開幕が今週の金曜日（22日）に迫って来ました！
　WBCもいいけど、やっぱり高校野球！　という方々には待ち遠しかったのではないでしょうか。しかも今回は第85回記念大会で出場高校も4校増えているので、例年より増してそれぞれの高校、選手たちの物語を楽しめるだろうと思います。
　今回は先日の15日に行われた抽選会の結果を踏まえて、いままで紹介してきた選手が何日目に出てくるのか、注目投手と注目打者の対決はあるのか…などの観点からまとめていきます。

※以下、対戦高校の左側が一塁側のベンチです
※高校名の直後のカッコ内は各地区注目選手で取り上げられた選手になります
※選手名の後ろに「☆」が付いている選手は、先週更新した連載の中で取り上げられた各地区No.1の選手です
※文中の「◯◯No.1選手」という類の記載はすべて「センバツ出場校の中で」という前提があります。ご了承ください

3月22日（金）　―第1日―
第1試合　敦賀気比（岸本淳希☆）vs沖縄尚学（知念佑哉）
第2試合　履正社vs岩国商（高橋由弥）
第3試合　常葉菊川（?原樹）vs春江工（栗原陵矢）
　開幕試合から北信越地区を代表する投手、岸本淳希（敦賀気比）が登場する。対する沖縄尚学には知念佑哉というスピードスターが。諸見里巧とともに1,2番の快足コンビが岸本を崩せるか、それとも岸本が出塁さえもされないか。第2試合は岩国商の高橋由弥がマウンドにあがるだろう。履正社には3枚の好投手を揃えるチームだけにロースコアの投手戦が見られるか。第3試合は甲子園初出場の春江工が常葉菊川に挑む。

3月23日（土）　―第2日―
第1試合　遠軽（大城祐樹）vsいわき海星
第2試合　鳴門（河野祐斗、稲岡賢太、伊勢隼人）vs宇都宮商
第3試合　聖光学院（園部聡）vs益田翔陽（石田陽平）
第4試合　盛岡大付（望月直也、松本裕樹）vs安田学園
　第2日は4試合の予定。第1試合は初めての21世紀枠同士の戦いに。鳴門の主将・河野は開会式で選手宣誓を務める。第3試合の聖光学院には上林誠知（仙台育英）と双璧の園部聡がいる。対する益田翔陽にも右の強打者・石田陽平が4番に座る。豪快な打球を飛ばし合えるか。注目選手が多い盛岡大付は第4試合に。現在、甲子園では9連敗中で連敗を止めたいところだが、ミスの少ない安田学園との対戦は興味深い。

3月24日（日）　―第3日―
第1試合　尚志館vs大和広陵（立田将太）
第2試合　菰野（浦嶌颯太☆、吉富大輝、内田学良）vs北照（吉田雄人☆、大串和弥）
第3試合　浦和学院（竹村春樹）vs土佐（高橋潮生、冨田侑嗣、森下貴裕）
　第3日はなんといっても、第2試合に注目が集まる。東海No.1投手と北海道No.1打者の対決が見られる。ただし、その実現には浦嶌颯太がどこまで投げられるようになっているかにかかっている。他にも北照・大串和弥と菰野の剛軟組み合わさった打線との対決も気になる。さらに第1試合には来年のドラフト候補の立田将太、第3試合には浦和学院の中でも巧さが光る竹村春樹が見られるなど、いいカードが揃った1日。

3月25日（月）　―第4日―
第1試合　仙台育英（上林誠知☆）vs創成館（大野拓麻、小島正直）
第2試合　龍谷大平安vs早稲田実（利光健作）
第3試合　関西（児山祐斗☆、逢澤峻介）vs高知（和田恋、市川豪）
　第4日も好カードが揃った。第1試合には明治神宮大会優勝し、東北No.1選手の上林誠知擁する仙台育成強力打線に、強いチームとの対戦ほど燃える創成館のエース・大野拓麻が挑んでいく。レベルの高い一戦になりそうだ。第2試合は名門校同士の対戦。第3試合は関西打線の破壊力と高知の140キロ超トリオ投手陣、どちらが上か非常に興味深い戦いになる。

3月26日（火）　―第5日―
第1試合　済美（安樂智大☆、宇佐川陸）vs広陵（下石涼太）
第2試合　済々黌（大竹耕太郎☆）vs常総学院（内田靖人）
第3試合　京都翔英（榎本和輝、田中鳳真）vs敦賀気比―沖縄尚学の勝者　
　第1試合には四国No.1の安樂智大と春に強い広陵との対戦。第2試合は九州No.1投手の大竹耕太郎と、昨夏の甲子園で松井裕樹（桐光学園）から5点を奪ったチームから残る?島翔太、吉澤岳志、内田靖人が引っ張る常総学院打線との対決も面白そう。第3試合からは2試合目の高校が出てくる。新しい野球を展開する京都翔英は甲子園でどのような野球をやるか、また、榎本和輝は投打に暴れまわるか楽しみな点は多い。

3月27日（水）　―第6日―
第1試合　報徳学園（乾陽平☆）vs常葉菊川―春江工の勝者　
第2試合　山形中央vs 履正社―岩国商の勝者
第3試合　県岐阜商（藤田凌司）vs花咲徳栄（若月健矢☆、関口明大）
　好投手が多い近畿地区の中でも指折りの存在である乾陽平がようやく登場する。朝一番からすがすがしいピッチングが見られるか。第3試合には再び初登場同士の試合に。左の好投手・藤田凌司と花咲徳栄を攻守に引っ張る強打者・若月健矢の対戦はどのような駆け引きが行われるのだろうか。

3月28日（木）　―第7日―
第1試合　大阪桐蔭（森友哉）vs遠軽―いわき海星の勝者
※第2試合以降は3回戦へ
　出場36校で最後に姿を表すのが、春夏2連覇中の大阪桐蔭。待ちに待った試合、勝ち上がってくるのは21世紀枠の高校と、普段とは違った試合になりそうなところで、落ち着いてできるか。森友哉を筆頭に実力選手を多数抱える強さは間違いない。