【この記事の読みどころ】
・CSが始まっても、つば九郎は今日も営業に走る!
・「燕」の縁で新潟県燕市とヤクルトは交流提携事業を行っている
・「つば九郎米弁当」をはじめとするコラボ商品を食べて、応援しよう!
プロ野球クライマックスシリーズ(CS)はいよいよ14日からファイナルステージへ。セ・パの覇者、ヤクルトとソフトバンクが本拠地でチャレンジャーとなる巨人とロッテを待ち構える。マスコット視点で見れば、つば九郎とハーリー・ホーク、マーくんは「鳥」をモチーフにしており、ジャビットも1羽、2羽と数えられるウサギ。近い種類のマスコット同士が日本シリーズを争うことに。果たして、日本シリーズは鳥同士の対決になるかどうかも興味深い点だ。
その中で特に注目すべきはつば九郎。日本シリーズ出場となれば14年ぶりのこと。期する思いもあるはずだ。リーグ優勝時のビールかけでも選手以上に目立ち、その様子は朝日新聞をはじめ各メディアでも特集が組まれるほどだった。
あれだけビールを浴び、ビール腹にもさらに磨きをかけて、本業のほうは大丈夫なのか!? そんな心配もしたくなるが(まぁ、本業が何か? というのもあるが)、優勝後もCS期間中もつば九郎は大忙しだ。
実はヤクルト、2011年から「燕」の縁で新潟県燕市と交流提携事業に取り組んでいる。つば九郎米の開発・発売もこの提携事業の一環だ。このつば九郎米は昨年から神宮球場で発売を開始した「つば九郎米弁当」(800円)で使われ、今年5月からは「燕(エン)むすび」(1個150円)という新商品も発売。ヤクルトファンの胃袋を満たしてきている。
17日に行われるPRイベントは、今年の新米でできた「つば九郎米」のお披露目だ。JA越後中央管内で今年の秋に収穫したコシヒカリで、5キロ2400円(税込)で販売。ちなみに「つば九郎焼酎」は市内酒販店の独自商品で、720ミリリットル1500円(税込)だ。これらの商品も含め、3000円以上の買い物をした人のうち先着200名につば九郎グッズを詰めた缶がプレゼントされるという。
CS期間中で神経をすり減らしている時期とはいえ、燕市のPR隊鳥(長)も務めるつば九郎にしてみれば、これも立派な公務のひとつ。ただ、過去には1日つばめ市鳥(長)を務め、「よさんをやりなおします」「びじんひしょは?」と傍若無人な振る舞いをした苦い過去もあるだけに、今回も粗相をしないか心配してしまう。
CSを戦うヤクルトにとっても燕市の存在は頼もしい援軍だ。今年はつば九郎米を使った商品以外にも「燕餃子(水餃子)」(4個350円)や燕市の誇るB級グルメ「鶏肉のレモン和え」(4個350円)を販売し、好評を博した。