カメラマンを暴行する事件を起こして謹慎中だった巨人・水原茂監督の後を受ける形で、川上哲治がコーチから監督に昇格することが内定した。川上は「ドジャース戦法」などアメリカの野球知識・戦術を積極的に取り入れ、さらには監督を絶対な存在とする管理野球を展開。1965(昭和40)年からはじまる巨人の前人未到のV9時代を作り上げた。