高木遊
「マー君世代」の1988年生まれ、東京都出身。東洋大学社会学部メディアコミュニケーション学科を卒業後、大学野球を中心としたアマチュア野球やラグビーを取材し、スポーツ雑誌やスポーツサイトに記事を寄稿している。高木遊の『熱闘通信(http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buaka/)やtwitter(@you_the_ballad)でも最新情報を発信中。
1・セパそれぞれの順位予想
【パ・リーグ】
1位・オリックス
2位・ソフトバンク
3位・楽天
4位・日本ハム
5位・ロッテ
6位・西武
【セ・リーグ】
1位・広島
2位・巨人
3位・ヤクルト
4位・阪神
5位・DeNA
6位・中日
2・順位予想の理由
【パ・リーグ】
ストーブリーグを最も熱くさせたオリックス。日本ハムの小谷野栄一、アメリカに行っていた中島裕之、他球団で活躍した助っ人として前DeNAのブランコ、前広島のバリントンを獲得。そして最後に金子千尋の残留。この巨大補強に加え、昨年2位に終わった悔しさを知るメンバーがまとまれば、久々の優勝も見えてきそう。楽天は異論もあった大久保博元監督就任ですが、卓越した理論で上位に導くのでないかと予想します。
【セ・リーグ】
昨年ブレイクした菊池涼介・丸佳浩の「菊丸コンビ」を筆頭格にして、行きのいい若手選手が多く、そこに加え黒田博樹の復帰、前田健太の残留など「優勝するなら今年しかない!」というムードが広島にはあります。また、世代交代の時期にきているとはいえ、巨人の選手層は頭一つ抜けており、今年も着実に上位へ入るのではないか、と思います。中日はドラフトで即戦力中心の補強をしましたが、それがどう出るか。また、非情なところが目立った年俸交渉も士気に影響しないか気になるところ。
3・今年注目のプロ野球選手
☆黒田博樹(広島)
☆ポスト宮本慎也(ヤクルト)
☆大谷翔平(日本ハム)
今オフ最大のサプライズである黒田博樹の広島復帰。メジャーでも20億円超の年俸を蹴ってまで復帰した「広島愛」でチームを優勝に導けるか。
ヤクルトの浮沈を占うといってもいいのが「ポスト宮本慎也」の座に収まる選手の存在。二塁手の山田哲人はほぼレギュラー確定といえる現状だが、遊撃手は大引啓次をFAで獲得したとはいえ、若手選手もその座を狙っている。森岡良介、谷内亮太、荒木貴裕らの中から誰が頭角を現すのか。
大谷翔平は、純粋に「二刀流」がどこまで進化するのか期待したい。