このコーナーでは過去7回、木田優夫選手のMLBやNPB、独立リーグなど多様な経験が紡いできた幅広い球界交友録を振り返ってきた。しかし、この『木田優夫のプロ野球選手迷鑑』が“迷鑑”たる所以は、球界にとどまらず、芸能界の面々まで名鑑として載せてしまったことにある。折しも本日12月24日は、「木田画伯」として15年近くレギュラー出演している、あのお化け番組『明石家サンタ史上最大のクリスマスプレゼントショー2013』がON AIRされる。そこで、この番組を中心に、木田画伯の芸能界交友録を掘り下げてみたい。
長嶋茂雄、王貞治(ともに元巨人)、イチロー(ヤンキース)といったスーパースターと同列で語られているのが、ご存知・明石家さんまだ。世間ではサッカーのイメージで語られることが多い明石家さんまだが、野球とも深い関わり合いを持つという。実は中学までは野球部で、大の長嶋茂雄ファンだというのだ。
そして、木田画伯と明石家さんまの関係性が生まれたのも、キッカケは長嶋茂雄。1993年、長嶋茂雄の巨人軍監督復帰の際に、知人から「長嶋さんを見たい、さんまさんのためにチケットを手配してもらえないか」とお願いされたことから関係が始まったという。
また、1998年1月のオリックスへのトレード劇の裏には、『明石家サンタ』のある予言があったという。1997年末の『明石家サンタ』に電話をかけてきた視聴者の中にプロ野球ファンがいた。さんまが気を使って「(スタジオには)木田がいるよー」と言うも、その視聴者は「オリックスファンです」と答えて、皆ズッコケたという。そして「来年行くかもしれないから、その時はヨロシクね」と大人の対応を見せた木田。果たして年が明けてすぐに、本当にオリックスにトレードになるとは、このとき誰が予想しただろうか。
『明石家サンタ』以外でもよく番組で共演する明石家さんまと木田優夫。それ故、世間からの認識は「さんまの弟子」というものが一般的。ところが、実際の師匠はさんまではなく、村上ショージだという。
ある時、さんまが発した「ショージのとこで勉強してこい!」のひと言で師匠と弟子の関係になったショージとマサオ。どの番組でも安定のスベリ芸を見せつつ、さんまを始めとした大御所芸能人と伍している村上ショージを見て「ウチの師匠って凄いな」と感心しているという。
そしてもう一人、『明石家サンタ』を語る上で欠かせないのが、フリーアナウンサーの八木亜希子だ。実は番組で共演する前から、木田はずっと八木亜希子のファンだったという。そして、こんなエピソードを披露する。
<昔から「八木さんのファン」を公言していたからか、ジャイアンツで始めて一軍に昇格した時、八木さんが僕に手紙を書いてくれた>というのだ。<きっと八木さんは憶えていないと思う>とも綴っているのだが、今回改めてその過去を明らかにした木田との関係性は、一体どうなる!?