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トップ3は近藤健介、大谷翔平、吉田正尚で納得。規定打席未満の「裏」打撃10傑!(パ・リーグ編)

トップ3は近藤健介、大谷翔平、吉田正尚で納得。規定打席未満の「裏」打撃10傑!(パ・リーグ編)

 今年のパ・リーグは秋山翔吾(西武)が打率.322で首位打者を獲得し、柳田悠岐(ソフトバンク)も打率3割をマークした。しかし、規定打席に到達した選手で打率3割は秋山と柳田の2人のみ。各チームバッテリーの対策が実を結んだシーズンでもあった。

 打率ランキングに並ぶのは規定打席(434打席)に到達した選手のみ。では、規定打席未満の選手の打率はどうだったのだろうか。200打席〜433打席の選手を対象に、セ・リーグ編に引き続きパ・リーグの「裏」打撃10傑も作ってみた。

パ・リーグの「裏」打撃10傑


■1位:近藤健介(日本ハム)
打率.413(231打席/167打数69安打)

■2位:大谷翔平(日本ハム)
打率.332(231打席/202打数67安打)

■3位:吉田正尚(オリックス)
打率.311(268打席/228打数71安打)

■4位:山川穂高(西武)
打率.298(293打席/242打数72安打)

■5位:内川聖一(ソフトバンク)
打率.297(300打席/266打数79安打)
■6位:武田健吾(オリックス)
打率.295(219打席/207打数61安打)

■7位:マレーロ(オリックス)
打率.290(319打席/283打数82安打)

■8位:明石健志(ソフトバンク)
打率.279(339打席/290打数81安打)

■9位:中村奨吾(ロッテ)
打率.275(312打席/280打数77安打)

■10位:ロメロ(オリックス)
打率.274(424打席/390打数107安打)

 1位はもちろん近藤健介(日本ハム)。6月に椎間板ヘルニアで戦線離脱するまで打率4割をキープし、シーズン100打席以上では歴代最高の打率.413をマークした。来季は夢の4割バッターへの挑戦。ケガからの完全復活で稀代のヒットメーカーになりたい。

 2位にはエンゼルス入りが決まった大谷翔平(日本ハム)がランクイン。今季はケガに苦しんだが、それでも2年連続の200打席以上3割オーバー。直近2年で30本塁打の長打力もメジャーの大舞台で見せてほしい。

 3位の吉田正尚を筆頭にオリックスからは4選手が「裏」10傑に名を連ねた。ロメロ、マレーロとともにフルメンバーならば強力打線を築けるはず。交流戦で首位打者争いを繰り広げた武田健吾は23歳。今後のオリックスを担う金の卵だ。

 4位・山川穂高(西武)、5位・内川聖一(ソフトバンク)も本来の力を発揮できれば、表10傑に入るはず。両チームの来季の上積みになる。

 打線沈黙に泣いたロッテでは後半戦に入り、中村奨吾がググッと調子を上げてきた。自己最多の9本塁打で持ち前のパンチ力も開花の兆し。もう一段成長してチームの主力打者に成長したい。


文=落合初春(おちあい・もとはる)

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