1000四球は、歴代15位の大記録。これまでの通算四球ランキングは以下の通り。
■通算四球数ランキング(上位20人)
1位:王貞治(元巨人)/2390個
2位:落合博満(元ロッテほか)/1475個
3位:金本知憲(元広島ほか)/1368個
4位:清原和博(元西武ほか)/1346個
5位:張本勲(元東映ほか)/1274個
6位:門田博光(元南海ほか)/1273個
7位:野村克也(元南海ほか)/1252個
8位:福本豊(元阪急)/1234個
9位:山本浩二(元広島)/1168個
10位:谷繁元信(元大洋ほか)/1133個
11位:立浪和義(元中日)/1086個
12位:榎本喜八(元毎日ほか)/1062個
13位:山内一弘(元毎日ほか)/1061個
14位:中村紀洋(元近鉄ほか)/1030個
15位:鳥谷敬(阪神)/1000個
16位:土井正博(元近鉄ほか)/972個
17位:長嶋茂雄(元巨人)/969個
18位:大島康徳(元中日ほか)/964個
19位:ローズ(元近鉄ほか)/958個
20位:白石勝巳(元巨人ほか)/936個
(記録は10月12日現在)
20位以内に名を連ねている現役選手は15位の鳥谷のみ。これに続く現役はチームメイトの福留孝介(849個、歴代32位)、巨人の阿部慎之助(836個、歴代35位)あたり。
なお、福留はメジャーでの5年間で307個の四球を奪っているので、トータルでは1156個。上記のランキングに当てはめると、10位相当となる。
ちなみにイチロー(マーリンズ)は、日本での9年間で384個、メジャーでの17年間で643個、トータル1027個は15位に相当する数字。もっと多そうなイメージもあるが、早打ちでヒットを重ねる打撃スタイル、かつ近年は打席に立つ回数自体が減っていることもあり、四球数も少なめとなっている。
話を鳥谷に戻そう。今季の鳥谷の四球は77個。この先も同程度の四球を得るとすれば、2018年には11位の立浪和義(元中日)に次ぐ12位に、2019年には9位の山本浩二(元広島)に続く10位あたりまで上昇する計算となる。
来季以降、通算安打数(2015安打、歴代48位)、連続試合出場(1895試合、歴代2位)に加えて、四球の記録も注目だ。
文=藤山剣(ふじやま・けん)