第10回 イーファスピッチ
強敵は
イーファスピッチで
まどわせる
息のつまる攻防、投手と打者の睨みあい……
そんな緊張感たっぷりの空間に投じられる魔球。
まるで空に向かってフワリと浮かぶようなボールは、緩い弧を描きながらキャッチャーのミットにおさまります。
“特に意味のないボール”という意味を持つイーファスピッチは、
ごくたまにしか披露されない上に、現在の日本プロ野球において、操れる投手はたったのひとり。
“魔球”を目撃できた日は良いことがあるかも?
文・イラスト=清水はるか(しみず・はるか)/元・高校球児の女性イラストレーター。都立高の硬式野球部出身。日本のプロ野球(主にパシフィックリーグ)が好きで、シーズン中は関東の球場に頻繁に出没。野球の絵本にチャレンジ中。
ブログ(http://mizuhalu.jugem.jp/)もやってます。
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