大阪球場で行われた南海対阪急の一戦は、ドラマチックな試合となった。阪急が7対2とリードして試合は9回裏へ。阪急の先発・足立光宏の調子から、誰もが南海の負けを予想していた。しかし南海打線は二死から安打を続け、3点を奪い足立をKO。2点差に迫った後の二死満塁の場面で、野村克也がセンターに逆転満塁サヨナラ本塁打を放ち、9対7と劇的な勝利を収めた。スコアボードの9回裏には「7×」と記された。