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今週末のCS1stステージは藤浪、マエケン、益田、涌井が勝敗のカギを握る!

セ・リーグ クライマックスシリーズ1stステージ
10月12〜14日(甲子園)
阪神vs広島

今季対戦成績:12勝12敗

CSキープレイヤー:阪神・投手
藤浪晋太郎
今季:24試合10勝6敗 防御率2.75
対広島戦:3試合2勝0敗 防御率1.29

阪神の先発陣の能見篤史、メッセンジャー、スタンリッジ、藤浪晋太郎とそろっており、対広島戦の成績でも4投手とも防御率2点台以下に抑えている。特に藤浪は3試合2勝0敗、防御率1.29は能見の1.00につぐ成績。CSという大きな舞台で、かつ本拠地・甲子園開催。新人投手のCS先発も十分にあるだろう。リリーフ陣は福原忍、加藤康介の無失点コンビに筒井和也、久保康友も防御率1点台に抑えているが、安藤優也は3点台と高め。

CSキープレイヤー:阪神・打者
今成亮太
今季:87試合 打率.261 1本塁打16打点
対広島戦:18試合 打率.390 1本塁打4打点

阪神は今成亮太が打率.390、坂克彦が.309で2本塁打、マートンが.344、3本塁打14打点というこの3選手は広島との相性がいい。今成、坂とポジションが被るのは福留孝介や新井兄弟というベテラン勢。また、福留、新井良太は低打率も2本塁打ずつを記録。ランナーが溜まった時に代打で一発! という薄いながらも期待もできる。どのような采配をとってくるだろうか。

CSキープレイヤー:広島・投手
前田健太
今季:26試合15勝7敗 防御率2.10
対阪神戦:6試合4勝1敗 防御率0,40

一方で広島は、前田健太が防御率0.40点という圧倒的な相性の良さを示す。しかし、続く先発の大竹寛、野村祐輔、バリントンは防御率3点台、4点台。2戦目にも影響力を及ばせるような前田のピッチングができるか。ミコライオはストッパーながら防御率2.70と高めなのが少し不安。その他のリリーフ陣は今村猛、今井啓介、久本祐一は防御率1点台で抑えている。

CSキープレイヤー:広島・打者
菊池涼介
今季:141試合 打率.247 11本塁打57打点
対阪神戦:18試合 打率.299 1本塁打9打点

広島の打者で阪神と相性がいいのは、菊池涼介と木村昇吾。打率3割前後(木村は12試合出場で打率.333)を記録。この2人以外は低調な成績なので、守備面での活躍も期待したい。やはり、攻撃面でチームを支えたキラ(打率.205)とエルドレッド(打率.170)も相性は良くない。1軍登録されていないルイスは.322の高打率なのだが…。


パ・リーグ クライマックスシリーズ1stステージ
10月12〜14日(未定)
ロッテvs西武

今季対戦成績:10勝13敗(10月7日現在)

CSキープレイヤー:ロッテ・投手
益田直也
今季:68試合2勝6敗 防御率2.76
対西武戦:10試合0勝1敗 防御率4.00

抑えの益田直也の防御率は4.00で、すべての失点は9月。勝敗の行方を最後に決めるストッパーがここにきて不安だが、土壇場にきてジタバタしても仕方がない。腹をくくって、益田に委ねたい。内竜也、服部泰卓、カルロス・ロサなど防御率1点台以下に抑えているセットアッパー陣が支える。今年は防御率4.70、1勝2敗だが、過去2年はともに防御率1点台に抑え、負けなしと相性がいいのは唐川侑己だ。

CSキープレイヤー:ロッテ・打者
井口資仁
今季:134試合 打率.298 23本塁打83打点
対西武戦:23試合 打率.329 4本塁打17打点

ロッテ打線は根元俊一、サブロー、井口資仁、角中勝也が3割近くの打率、特に井口は4本塁打17打点はともにチームトップの成績を残している。ブラゼル、鈴木大地は2割5分前後の打率ながら、ブラゼルは途中加入で3本塁打(23試合中12試合出場)、鈴木は2本塁打17打点と活躍。打率.351を残す角中が決戦前に復帰したのは好材料。

CSキープレイヤー:西武・投手
涌井秀章
今季:45試合5勝7敗 防御率3.90
対ロッテ戦:8試合1勝1敗 防御率2.08

牧田和久が防御率1.04、野上亮磨が5勝1敗、防御率2.28に、十亀剣も防御率2.57と先発陣は相性がいい。一方のリリーフ陣はウィリアムス(ロッテ戦、9登板で防御率1.50)の離脱は痛いが、サファテ、増田達至に、ここに来て絶好調の涌井秀章はロッテ戦の相性がいい。シーズン終盤は野上がリリーフ、増田が先発と役割が変わったが、上記のようにともに相性がいので、問題はないだろう。「元エース」と呼ばれるようになってしまった涌井の意地を最後まで見たい。

CSキープレイヤー:西武・打者
渡辺直人
今季:134試合 打率.298 23本塁打83打点
対西武戦:23試合 打率.329 4本塁打17打点

西武打線が一番相性のいい相手はロッテ。ヘルマン、渡辺直人、栗山巧、浅村栄斗らが3割を超える打率。浅村がロッテ戦だけで23打点は、3番・栗山の打率.366もあるが、7月に昇格してから2番で打率.321を残す渡辺の存在も強いか。9月後半から2番・片岡治大になっている(しかもチームは絶好調に!)が、どのように打線を組んでくるか…。

(成績は10月6日試合終了後のもの)

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