12球団のイベントのなかで、最も定番化しているものはソフトバンクの「鷹の祭典」だろう。
2004年に「鷹の祭典」の前身イベント「白の奇跡」を行い、ホーム用のレプリカユニフォームを配布。2005年には「ブラックホーク降臨」とイベント名を変え、2006年からは現在の「鷹の祭典」となった。
毎年、「鷹の祭典」用のユニフォームが作られ、来場者にプレゼントされる一大イベントに発展。ライトなどを用いた演出で、球場一体となって盛り上げる様子はソフトバンクファンならず一見の価値がある。
「鷹の祭典」はホームのヤフオク!ドームだけでなく、東京ドームなど全国各地で行われている。参加しやすさも魅力のひとつだ。
■「鷹の祭典」歴代配布ユニフォーム
2004年:ホーム用ユニフォーム(白)[※前身イベント「白の奇跡」]
2005年:ビジター用ユニフォーム(黒)[※前身イベント「ブラックホーク降臨」]
2006年:BIG YELLOW DREAM(黄)
2007年:モエルゼ、ナツ!ストロングホークス(灰・黄)
2008年:YELLOW Spirits, 20th/70th HAWKS(黄)20
2009年:玄界灘ブルー(藍)
2010年:カチドキレッド(赤)
2011年:チャンピオンブルー(水色)
2012年:ブイブイグリーン(緑)
2013年:ガッツパープル(紫)
2014年:カチドキレッド2014(赤)
2015年:熱男レボリューションイエロー(黄)
2016年:チャンピオンブルー2016(青)
2017年:1ダホー!ストライプ(赤)
(※カッコ内はユニフォームのカラー)
■今季の「鷹の祭典」開催スケジュール
7月17日(月・祝):西武戦(ヤフオク!ドーム)
7月18日(火):西武戦(ヤフオク!ドーム)
7月19日(水):西武戦(北九州市民球場)
7月21日(金):ロッテ戦(ヤフオク!ドーム)
7月22日(土):ロッテ戦(ヤフオク!ドーム)
7月23日(日):ロッテ戦(ヤフオク!ドーム)
7月31日(月):日本ハム戦(東京ドーム)
8月14日(月):日本ハム戦(京セラドーム)
DeNA創設年の2012年夏から行われている「YOKOHAMA STAR☆NIGHT」。星を散りばめた青を基調としたユニフォームを配布するほか、ライトや花火などで横浜の夏の夜空を彩ってきた。スタメン発表の仕方も「YOKOHAMA STAR☆NIGHT」用の趣向が凝らされ、DeNAの誇る一大イベントとして定着した。
人気イベントゆえにチケットはプレミア化。入手は非常に困難だ。平日のナイターにも関わらず昼間から多くのファンが訪れ、球場外のベンチも満席状態となっている。
■今季の「YOKOHAMA STAR☆NIGHT」開催スケジュール
8月1日(火):中日戦(横浜スタジアム)
8月2日(水):中日戦(横浜スタジアム)
8月3日(木):中日戦(横浜スタジアム)
球団単独でのイベントが多いなか、ヤクルトと巨人がタッグを組んで盛り上げるイベントがある。それが2015年から開催されている「TOKYOシリーズ」。東京に本拠地を置く両球団が4月、5月にかけてそれぞれ「TOKYO」のロゴが入ったユニフォームで試合に臨む。
このイベントで巨人は毎年1試合のみ来場者へのユニフォームプレゼントを行っている。今季は5月16日の東京ドーム戦で配布される。ヤクルトは「燕プロジェクト」イベントでユニフォームを配布するため、「TOKYOシリーズ」での配布は行っていない。
また、毎年つけられるキャッチフレーズも筆者にとっての楽しみのひとつだ。
■「TOKYOシリーズ」キャッチフレーズ
2015年:東京は、燃えているか。
2016年:“TOKYO”を制するのはどっちだ。
2017年:回る!TOKYOシリーズ
■今季の「TOKYOシリーズ」開催スケジュール
4月28日(金):神宮球場
4月29日(土):神宮球場
4月30日(日):神宮球場
5月16日(火):東京ドーム
5月17日(水):東京ドーム
5月18日(木):東京ドーム
「鷹の祭典」「YOKOHAMA STAR☆NIGHT」「TOKYOシリーズ」はプロ野球きっての人気イベント。贔屓の球団でなくとも、ぜひ球場に足を運んでみてはいかがだろうか。
(詳細なイベント情報は各球団のオフィシャルホームページをご覧ください)
文=勝田 聡(かつたさとし)