県営富山球場で行われた南海対大映15回戦。9回裏、無死二・三塁から大映の打者の打球を、南海のセンター黒田がワンバウンド捕球したとみなし、審判員は安打と判定した。この判定に抗議した南海ナインは、主審が試合の再開を促すも、守備に就くことを拒否。40分後に主審が試合の再開を促したにも拘わらず、南海の選手が守備に就くことを拒んだため、プロ野球史上初となる放棄試合が宣告された。