2018年もドラマやトピックスが盛りだくさんだった野球界。ネットユーザーが気になるポイントはどこだったのか。何を調べて『週刊野球太郎』にたどり着いたのか。アクセス検索ワードランキング(1〜11月)を集計してみた。
第1回に続き、今回は5位から1位をカウントダウン形式で紹介!
■主な第二検索ワード
「一岡 巨人」「一岡 大竹」「一岡 FA」
第5位にランクインしたのは一岡竜司(広島)。一岡といえば、巨人にFA移籍した大竹寛に代わって、2013年オフに人的補償で広島に入団。セットアッパーの座をつかみ、広島になくてはならない存在になっている。
人的補償で移籍した選手としては、歴代トップの大活躍を果たしており、FA人的補償の話題では「マクラ」で欠かさず登場する存在だ。
ちなみに一岡自身は2021年シーズンにFA権を取得する見込み(現行制度で最短の場合)。
■主な第二検索ワード
「浅村 FA」「浅村 移籍」「浅村 ショート」
西武から楽天にFA移籍した浅村も注目を集めた。渋いのは第二検索ワードの「ショート」だ。
高校時代は名門・大阪桐蔭高で遊撃を守り、高校野球でも歴代指折りの名ショートといわれていた。もちろん、「ポスト中島(宏之、当時裕之)」と目されていたのだが、プロでは送球が安定せず、一塁や二塁がメインに。遊撃は2013年に守ったのが最後だが、源田壮亮の入団までは「ウルトラC」として何度もファンの間で議論されてきた。
ちなみに本格デビューした2011年は外野もかなり守っており、今思えば外崎修汰のようなユーティリティーの立ち位置だった。
■主な第二検索ワード
「丸 FA」「丸 FA いつ」「丸 FA 巨人」
丸佳浩(広島→巨人)のFAには広島ファンもかなり気を揉んだようだ。
■主な第二検索ワード
「柳田 年俸」「柳田 ももクロ」「柳田 すごさ」
第2位は“怪物”“モンスター”“変人”“アスリート”、どんな表現も似合う人気者・柳田悠岐(ソフトバンク)だ。年俸は推定5億5000万円+出来高。2020年までの3年契約を結んでいるため、現時点では他球団に流出する恐れはない。
また球界屈指の「ももいろクローバーZ」の大ファンとしても知られ、『伸ルカ反ルカ』は柳田のために作られたオリジナル登場曲。その他にもさまざまな楽曲を登場曲に使っており、日本シリーズ第5戦では『行くぜっ!怪盗少女』が流れた打席でサヨナラホームラン。本人もヒーローインタビューでテンションが上がったと語っており、あらためて「ももクロ愛」を示した。
■第二検索ワード
「村田修一 移籍」「村田修一 現在」「村田修一 獲得」
2018年のトップに輝いたのは村田修一。輝いた……というと語弊があるかもしれないが、最後の最後まで「男・村田」の去就が注目を集めたことに違いはない。
『週刊野球太郎』の各記事や他メディアの予想の中心はヤクルト、ロッテへの移籍だったが、ヤクルトは青木宣親を獲得し、ロッテは井上晴哉が本格化。BCリーグ・栃木ゴールデンブレーブスで奮闘した村田だったが、各メディアの予想は外れ、現役引退を決めた。
今秋からは巨人でファーム打撃コーチを務めるが、ある意味では巨人の罪滅ぼし的な意味合いもあるだろう。「FA入団後の面倒見」という視点では今後も話題に上がりそうな去就だった。
文=落合初春(おちあい・もとはる)