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井口資仁や松井稼頭央は奮闘中! 輝け中年の星! 40代戦士たちの現状は?


 昨季は山本昌をはじめ、多くのレジェンドが引退したプロ野球。中年の星と言われた彼らが球界を去り、今季は誰が球界を引っ張る大ベテランとなるのか。

 いわば、今季は「中年の星の世代交代」の年とも言える。

 中年の星となれるか、引退か——。40代戦士の今季現状を見てみよう。(成績は5月8日時点)

三浦大輔(DeNA・42歳)


1973年12月25日生まれ
【1軍】登板なし
【2軍】6試合 0勝3敗 防6.21

 球界最年長になった三浦。今季は前人未到の24年連続勝利を目指すシーズンとなったが、ここまで1軍登板なし。2軍でも厳しい戦いが続いている。それでも「ハマの番長」の晴れ姿を誰もが期待している。夏場の復活に期待!


岩瀬仁紀(中日・41歳)


1974年11月10日生まれ
【1軍】5試合 0勝1敗1ホールド 防12.00
【2軍】4試合 0勝0敗 防0.00

 昨季は登板ゼロに終わった岩瀬だが、今季は4月9日の巨人戦で612日ぶりのマウンド。1死満塁のピンチを二塁ゴロ併殺で切り抜け、華麗な復活を遂げたかと思わせたが、その後、2戦連続で失点を喫するなど、不甲斐ない投球が続き、現在志願の2軍調整中。自分が納得できるフォームを作りなおしている最中だ。


ケニー・レイ(楽天・41歳)


1974年11月27日生まれ
【1軍】1試合 0勝0敗 防3.00
【2軍】5試合 3勝0敗 防0.96

 パ・リーグ最年長はなんと助っ人・レイ。メジャー、米独立リーグ、メキシコ、韓国、台湾と己の右腕で世界を旅する男は今季も1軍登板を果たし、自身が持つ外国人の最年長登板記録を41歳5カ月に更新した。2軍でも好投を見せており、外国人枠が憎くなるほど。40歳オーバーの外国人選手は枠外の規定ができてもいいと思わせるほど、タフで見応えのある投球を続けている。


井口資仁(ロッテ・41歳)


1974年12月4日生まれ
【1軍】16試合 打率.286(35-10)1本塁打 11打点
【2軍】出場なし

 野手最年長の井口も存在感十分。今年は井上晴哉に一塁手の座を明け渡したかに見えたが、代打などでしぶとく食らいつき、今度は絶好調・根元俊一が相手。「全員がライバル」と公言するベテランはまだまだ1軍でポジション争いを繰り広げる。


黒田博樹(広島・41歳)


1975年2月10日生まれ
【1軍】7試合 4勝1敗 防2.93
【2軍】出場なし

 昨オフは引退の二文字もよぎった黒田だが、今季も健在。チームトップの4勝を上げ、中年の星たる存在。右肩痛、首痛で2軍調整が決まったが、信頼は絶大。


倉義和(広島・40歳)


1975年7月27日生まれ
【1軍】出場なし
【2軍】出場なし

 今季から2軍バッテリーコーチ兼任のため、出場がないのも自明。2軍の若手捕手の活躍が自身の功。どんな選手を育てるのか注目したい。

松井稼頭央(楽天・40歳)


1975年10月23日生まれ
【1軍】21試合 打率.173(81-14)2本塁打 9打点
【2軍】出場なし

 チームリーダーとして、今季は3番・中堅手の開幕スタメンからスタートしたが、ここまでバットは湿りがち……。肉体は元気いっぱいと宣言しており、ここから底力を見せてほしい。


福浦和也(ロッテ・40歳)


1975年12月14日生まれ
【1軍】出場なし
【2軍】18試合 打率.394(33-13)1本塁打 6打点

 不惑の福浦だが、ここまで1軍出場はなし。しかし、2軍では脅威の打率をマークしており、格の違いを見せつけている。通算2000安打まであと88本。ここが踏ん張りどき。打席に入るだけで球場が盛り上がるミスター・ロッテの偉業をファンが待っている!

 今季中に40歳を迎えるのはサブロー(ロッテ)、相川亮二(巨人)、川井貴志(楽天)の3人。好調の新井貴浩(広島)は来年1月、福留孝介(阪神)は来年4月に不惑を迎える。

 激しさを見せる中年の星争い。ベテラン選手たちのプレー、成績に今後も注目!


文=落合初春(おちあい・もとはる)

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