"【この記事の読みどころ】
・大阪桐蔭の勝ち上がりとOBプロ選手の本塁打の相関性を探る!
・今週のOBの本塁打は意外と少なかった?
・大阪桐蔭で注目すべき選手はこの選手!
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先週からはじまった「大阪桐蔭vs.出身プロ ホームラン競争」の第2回。
企画趣旨は前回お伝えした通り、「大阪桐蔭の勝ち上がりとOB選手の本塁打に相関性はあるのか!?」がメインテーマ。それを検証し、大阪桐蔭と出身プロを(勝手に)ホームラン競争させてみよう! という実験的企画だ。
19日(日)に大阪桐蔭が初戦を迎えるので、最初の対戦は「オールスターゲームでのOBの本塁打数vs.大阪桐蔭初戦の本塁打数」としてみたい。
今年のオールスターゲーム(17日に東京ドーム、18日にマツダスタジアム)には、中田翔(日本ハム)、中村剛也、浅村栄斗、森友哉(以上西武)、平田良介(中日)と5人の大阪桐蔭OBが選ばれている。大物狙いがデフォルトのオールスターゲームで、果たして本塁打が生まれるのかに注目していきたい。
中村や中田などホームランバッターを擁するOB軍団において、「1週間の本塁打数」というと、莫大な数になりそうなイメージだ。
しかし、7月6日から12日の1週間における大阪桐蔭OBの本塁打数をカウントしてみると、合計3本。
・中田 翔(日本ハム)1本
・浅村栄斗(西武) 1本
・岡田雅利(西武) 1本
現在本塁打王の中村にブレーキがかかったことも影響し、このような結果となった。ちなみに、岡田はプロ初本塁打。きっと「夏に強い大阪桐蔭」の血が騒いだのだろう。
もし、大阪桐蔭が勝ち抜けば、来週からは週2〜3試合の連戦。すさまじいメンツのOBたちに週の本塁打数で勝つことも可能だろう。
ただ、前回もお伝えしたとおり、大阪桐蔭の初戦は最大のライバルと言っても過言ではない強豪・履正社が相手。大阪桐蔭が初戦で敗退した場合、来週の結果報告を最後に、この企画はぱったりと姿を見せなくなる可能性も……。
本企画でOBとのホームラン競争に挑む大阪桐蔭だが、今年も例年通り期待の逸材が目白押しだ。さっそく大阪桐蔭が誇る好選手を紹介しよう。
■青柳昴樹(3年/右投右打/外野手、一塁手)
大阪桐蔭の4番を張りそうなスラッガー筆頭は青柳昴樹だ。
182センチ83キロの恵まれた体格のスラッガーで、秋から今春のセンバツにかけて4番に座っている。
メインのポジションはセンター。身体能力も優れており、走攻守揃った逸材との声も高い。打球の速さは高校球界トップクラス。堂々とした構えも歴代・大阪桐蔭4番を彷彿とさせる「風格」を感じさせる。
しかし、センバツ後の春季大会では不調もあり、8番に降格することも。錚々たる面々の歴代4番からは一枚落ちるという評価もあるが、長打力はやはりずば抜けており、今回のホームラン競争のキーマンとなるだろう。