1(遊撃)田中広輔
2(二塁)菊池涼介
3(中堅)丸佳浩
4(右翼)鈴木誠也
5(左翼)松山竜平
6(一塁)新井貴浩/エルドレッド
7(三塁)安部友裕/西川龍馬
8(捕手)會澤翼/石原慶幸
鈴木誠也のケガが癒えれば、予想する余地もなくこのオーダー。一塁は新井貴浩、エルドレッドのローテーション。三塁は安部友裕と西川龍馬のスタメン争いになるだろう。
盤石すぎて予想にならない。それだけの戦力と活力を有しているのが今の広島打線だ。
そこでプランはひとつで打ち止め、各ポジションのリザーブメンバーを検討したい。
■捕手のリザーブメンバー
磯村嘉孝、船越涼太、坂倉将吾
来年で39歳を迎える石原慶幸の代役育成は2018年の課題になる。しかし、第三捕手からファームを見渡すと25歳以下の捕手は今のところ問題なし。磯村嘉孝、坂倉将吾は打撃でも結果を残しており、ドラ1・中村奨成が割って入る隙がないほどだ。
■一塁のリザーブメンバー
メヒア
エルドレッドと新井貴浩が大ベテランの域だが、ファームではメヒアが元気いっぱい。昨季はバティスタがプチブレイクを果たしたが、今季はメヒアに注目。
■二塁・遊撃のリザーブメンバー
安部友裕、西川龍馬、庄司隼人、?原樹
菊池涼介と田中広輔が大きな故障なく鉄壁になっているが、三塁でスタメンを争う安部、西川が二塁、遊撃も守れるので大きな穴にはならないと見る。ファームでは庄司隼人、?原樹ともに打撃好調でリザーブに不足なし。
■三塁のリザーブメンバー
美間優槻
大穴が開くとすれば三塁。西川、安部がほかのポジションに出払うなど、不測の事態が起きると人員が不足するのはココだろう。ファームでは、昨季は美間優槻やメヒアが守ったが、美間は正三塁手というよりかは二遊間寄りで、メヒアは守備力不足。中村奨成の三塁コンバート案が出てくるのも納得できる。
■外野のリザーブメンバー
野間峻祥、高橋大樹、土生翔平
丸佳浩、鈴木、エルドレッド、松山竜平に野間峻祥を加えれば、攻撃型、守備型どちらも賄える広島外野陣。ファームでも高橋大樹や土生翔平がそこそこ打っており、ここもリザーブ十分だ。欲をいえば、鉄人級の体力を見せる丸の保険がほしい。野間が一回り大きくなれば1軍はクリアだが、ファームでは未来のセンター候補がやや不足気味だ。
文=落合初春(おちあい・もとはる)