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《新人王レース/セ・リーグ編》43点の?口遥大(DeNA)が首位快走。追うは三ツ間卓也(中日)

新人王レースセ・リーグトップの?口遥大(DeNA)

 開幕から約1カ月。今年も各球団でニューフェイスが続々と登場している。

 そこで、週刊野球太郎では新人王有資格者の活躍度を競う連載企画『2017年新人王レース』を開催! パ・リーグに続き、セ・リーグの野手、先発投手、救援投手のトップ3を見てみよう!

ポイントの算定基準


 レースの基準となるポイントの算出法は以下の通り。ほとんどの年でこのポイント最上位の選手が新人王に輝いている。

■野手
(塁打+四死球+盗塁)×1ポイント

■先発投手
(投球回数×1ポイント)+(勝利数×10ポイント)

※投球回数は1/3回、2/3回は切り下げ

■救援投手
(登板数+ホールド数+セーブ数)×2ポイント

セ・リーグ野手ベスト3


■1位
京田陽太(中日)
内野手/1年目
19試合:打率.200(75打数15安打)0本塁打/5打点/2盗塁
18塁打+3四死球+2盗塁=23ポイント

■2位
岡本和真(巨人)
内野手/3年目
12試合:打率.227(22打数5安打)0本塁打/2打点/0盗塁
6塁打+4四死球+0盗塁=10ポイント

■3位
木下拓哉(中日)
捕手/2年目
11試合:打率.188(16打数3安打)0本塁打/0打点/0盗塁
5塁打+4四死球+0盗塁=9ポイント

 スタメンに定着しているのは京田陽太(中日)のみ。守備・走塁では新人離れしたスピード感を見せているが、やはり打撃成績を伸ばさないと新人王は厳しいか。他の新人はまずはスタメン定着から。


セ・リーグ先発投手ベスト3


■1位
?口遥大(DeNA)
投手/1年目
4試合:2勝0敗/防御率1.17/投球回23
23投球回+2勝=43ポイント

■2位
加藤拓也(広島)
投手/1年目
3試合:1勝2敗/防御率3.10/投球回20.1
20投球回+1勝=30ポイント

■3位
床田寛樹(広島)
投手/1年目
3試合:1勝1敗/防御率5.19/投球回17.1
17投球回+1勝=27ポイント

 快投連発の?口遥大(DeNA)がトップ。全体的に見ても?口が頭ひとつ抜けている。食らいつくのは加藤拓也(広島)。初登板で見せた好投を再び見せたい。


セ・リーグ救援投手ベスト3


■1位
三ツ間卓也(中日)
投手/2年目
12試合:1勝0敗/5ホールド/防御率1.64
13試合+5ホールド=34ポイント

■2位タイ
星知弥(ヤクルト)
投手/1年目
6試合:0勝2敗/2ホールド/防御率3.24
6試合+2ホールド=16ポイント

佐藤優(中日)
投手/2年目
7試合:0勝0敗/1ホールド/防御率0.00
7試合+1ホールド=16ポイント

池田駿(巨人)
投手/1年目
7試合:0勝0敗/1ホールド/防御率1.29
7試合+1ホールド=16ポイント

 リリーフはまず勝ちパターンに定着し、ホールドとセーブの数字を伸ばすことが新人王への条件。その点では三ツ間卓也(中日)が最も新人王に近いリリーフといえる。2位の3選手も好投を繰り返せば、セットアッパー昇格が見えてきそうだ。

(成績は4月25日現在)


文=落合初春(おちあい・もとはる)

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