魅せるのは、プレーだけじゃない!キャンプ・パフォーマンス大賞
キャンプ終盤、選手の仕上がり具合が気になるところだが、プロ野球選手にとってはファンへのアピールも重要なお仕事。そんな選手&監督&OBたちのパフォーマンスの仕上がり具合をチェックしていく。
ソチ五輪閉幕前に、キヨシ五輪も閉幕
ソチ冬季五輪会期中、メディアを賑わせたのがDeNAの中畑清監督による「キヨシ五輪」。前日に印象的だった五輪シーンを中畑監督が再現するというパフォーマンスを連日披露した。もっとも「監督の威厳がなくなる」という周囲からの指摘で、五輪閉幕前の17日に早々にキヨシ五輪も閉幕。その指摘は遅くないか!? 最後の演目はソチも冬季五輪も関係ない、夏季五輪絡み(というか、ビートたけしのネタ)「コマネチ」だった。
2014年、注目の外国人パフォーマンスは?
そんな中畑監督が、チームの主砲ブランコに伝授したパフォーマンスがある。両手を尻から上に高々と挙げ「アナコンダ!」と叫ぶというもの。なぜこの「アナコンダ」ポーズが閃いたかといえば、キャンプ中のトイレで2人が並んだ際に、「アナコンダ」のネーミングとともにひらめいたという……完全に下ネタだ!
外国人選手では他にも、ハチマキをして練習するヤクルトの新外国人選手クリス・ナーブソンの「ハチマキ王子」、楽天にテスト入団した「球界史上最長選手」、216cmのルーク・ファンミル、西武の新守護神候補のマイケル・ボウデンがかっこいいなど、プレーより先に風貌で注目を集めている選手たちにも注目したい。
▲クリス・ナーブソン(ヤクルト)
つば九郎、20年目の新パフォーマンス
17日、ようやく今季の契約更改をすませたのがヤクルトの公式マスコット・つば九郎。交渉が越年し、ここまで長引いてしまった要因は、今年がつば九郎にとって、マスコット就任20周年のメモリヤルイヤーだからだ。記念イベントやグッズ開発などの詳細を詰めるのに時間がかかったという。
そんなつば九郎が、20周年記念パフォーマンスとして熱望しているのが、ヤクルト「ジョア」のCMに出演している剛力彩芽との共演。21日には「CMにむけてきゅうじつへんじょう」と、剛力彩芽の歌手デビュー曲「友達より大事な人」のPVを動画サイトで見ながら、プロペラダンスの特訓をした。もっとも、剛力サイドの許可はまだ取っておらず、20周年ダンス実現に向けて、まだまだ道は険しそうだ。
豪華メンバーが集結! 「焼き肉甲子園」は本日開幕
CM、といえば、更新日と同じ2月25日から全国でオンエアされるTV-CMがある。達川光男氏(元広島/現中日コーチ)、江川卓氏(元巨人)、佐々木主浩氏(元大洋ほか)、新庄剛志氏(元阪神ほか)による「サントリー ウーロン茶」の新TV-CM「焼肉甲子園」だ。
達川氏はボケが売りの盛り上げ役、江川氏はユーモアのあるリーダー、佐々木氏は愛すべき大食漢、そして新庄氏は場を華やかにする若手の切り込み隊長という役で登場するという。
特に注目したいのが達川光男氏だ。1週間に1回は食べに行く焼肉を、1カ月以上我慢して、この日に備えてきたという準備の良さ。中日キャンプに支障が出ていないかが心配だ。
圧倒的な存在感。番長・清原のキャンプ2014
球界OBといえば忘れてはならないのが、「番長」こと清原和博氏(元西武ほか)。この一週間、沖縄を中心に各チームのキャンプを視察した。特に周囲の度肝を抜いたのが、巨人キャンプを訪れた際のファッション。VネックTシャツに純白のスーツ、はだしに黒と白の革靴という、ギャング映画に登場しそうな格好で球場入り。丸刈り頭にちょびヒゲ、真っ黒に日焼けした肌が純白のスーツに映えることこの上なし。「キャンプ視察」を思わず「キャンプ刺殺」と書き間違ってしまいそうな雰囲気だった。
もっとも、本業である「野球解説」もしっかりこなした清原氏。ソフトバンクの東浜巨には「インをついたれ!」、西武の十亀剣には「内角をえぐれ!」と、各チームでケンカ投法を伝授。内角攻めに苦しんだ男の発言だけに含蓄があった。
■ライター・プロフィール
オグマナオト/1977年生まれ、福島県出身。広告会社勤務の後、フリーライターに転身。
「エキレビ!」では野球関連本やスポーツ漫画の書評などスポーツネタを中心に執筆中。また
「幻冬舎WEBマガジン」で実況アナウンサーへのインタビュー企画を連載するなど、各種媒体にもインタビュー記事を寄稿している。ツイッター/
@oguman1977
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