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逆襲の日本ハム! 淺間大基、石川直也、清水優心の2014年ドラフト組「高卒三銃士」で巻き返せ!!

2014年ドラフト組の高卒三銃士、浅間大基、石川直也、清水遊心(いずれも日本ハム)

 開幕スタートダッシュに失敗していまだ下位に低迷している日本ハム。しかし、今月に入ってから徐々にチーム状態が上向いてきている。

 大谷翔平を始め主力選手が出揃わない状況で、レギュラーをつかみとろうと若き選手たちが奮闘しているのもその理由の一つだ。

 なかでも今季高卒3年目で、ルーキーイヤーに「侍ジャパン大学日本代表対NPB選抜」でNPB選抜チームに選出された2014年ドラフト組の成長が著しい。

 今回はそんな2014年ドラフト組の高卒「三銃士」を紹介しよう。

淺間大基(横浜高、ドラフト3位)


 ルーキーイヤーの2015年から46試合に出場して、打率.285と結果を出した淺間大基。しかし昨季はキャンプ中に急性腰痛を発症してスタートからつまずいた。結果的に出場試合数は52試合と前年をわずかに上回ったものの、打率は.191と大きく後退。

 今季もキャンプ中に腰痛で戦線離脱したが、5月2日に待望の1軍登録。即スタメンで出場して、いきなり4試合連続で安打を放つなど非凡な才能を見せつけた。

 高校の先輩である近藤健介が3月、4月の打率は.416と驚異的な活躍を見せているだけに、淺間と近藤の「元横浜高のダブルお立ち台」が、これから何度も見られるかもしれない。

石川直也(山形中央高、ドラフト4位)


 昨季9月に1軍デビューを果たし、今季はいきなり終盤のセットアッパーを任された石川直也。

 持ち前の角度のあるストレートを武器に、3月、4月の防御率は2.45と奮闘している。同じ中継ぎの宮西尚生や谷元圭介が本調子でなく、昨季のクローザー・マーティンが故障明けということもあり、石川にかかる期待は大きい。


清水優心(九州国際大付高、ドラフト2位)


 捕手という難しいポジションということもあり2015年は1試合、2016年は5試合の出場だった清水優心。しかし、今季は3月、4月だけで15試合出場と大幅に出場機会を増やしている。

 期待の若手・加藤貴之が先発する試合は、清水がマスクをかぶることが多い。日本ハムの捕手は大野奨太と市川友也で固定されていたが、それに割って入る存在になりつつある。


 淺間は外野手、石川は投手、清水は捕手とそれぞれポジションは異なる。しかし、同期・同学年だけにお互いの存在が刺激となって、一人の活躍が相乗効果につながることだろう。

 どんなに選手が離脱しても、新しい若手でカバーできるのが日本ハムの強み。4月に出遅れた分は、これから巻き返して取り返してほしい。
 

文=サトウタカシ (さとう・たかし)

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