近年は球場にも“改革”の波が押し寄せ、各球団の本拠地が続々と大幅リニューアルしている。今季注目したい“新シート”をまとめてみた。
(1月18日時点で発表済みのもの)
■ZOZOマリンスタジアムの新シート
ホームランラグーン、ダグアウトボックス、サブマリンシート
今季、最も大きく変わるのはZOZOマリン。従来の外野席前方にテラス席「ホームランラグーン」を設置。テーブル付きの1人席、4人席、6人席を設置する予定だ。
ヤフオクドームに続いて…の形だが、ZOZOマリンの外野フェンスはやや低め。居心地は大丈夫だろうか? なお、従来の外野席のフェンスも低くなる予定。ZOZOマリンの外野席といえば、席の位置によってフェンスが少し邪魔だったが、このあたりも改善されるようだ。
また、外野だけではなく、ダグアウトの上にはテーブル付きのボックス席「ダグアウトボックス」、一、三塁のファウルグラウンドにも「サブマリンシート」を設置中。「サブマリンシート」はその名の通り、グラウンドを掘り下ろした場所に座席があり、マツダスタジアムの砂かぶり席のような新感覚の目線になりそうだ。
■ヤフオクドームの新シート
ベンチサイドシート
内野席前方に新設。座面、背面にパッドを装着。ヤフオクドームのパッドはどこの座席もなかなか快適なので、期待度は高い。ちなみにヤフオクドームは30を超える席種があり、アイデア賞と呼びたいのは「AUTOWAY RECAROスタジアムシート」。自動車用高級シートメーカー「レカロ」のシートを使った座席で、座り心地は抜群だ。
■神宮球場の新シート
ヒップバーシート、パーティーデッキエリア
神宮球場の穴場といえば、外野後部の立見エリアだが、その最前列に「ヒップバーシート」が新設される。見晴らし良好でさらに背もたれ付きのヒップバー。移動もしやすくフランクな観戦環境になりそうだ。
また「パーティーデッキエリア」は外野スクリーン横の最上部に新設。8人ボックスと10人ボックスでスタンディングテーブルとヒップバー付き。パーティーピープルは必見。
各球団が趣向をこらす新座席。ぜひ体験してみてはいかがだろうか?
文=落合初春(おちあい・もとはる)