11月26日に行われた「Bsファンフェスタ2017」。新人選手のトークショーで重大発表が待っていた。ドラフト2位の鈴木康平(日立製作所)の登録名をなんと「K-鈴木」にしたのだ!
オリックスには読みが同じ鈴木昂平(すずき・こうへい)がおり、その登録名が注目を集めていたが、おおよそが「鈴木康」「鈴木昂」で見分けがつくとの予想だった。まさか、ここで「T-岡田」の第2弾が飛び出すとは思っていなかった。
「K-鈴木」と聞くとやはり思い浮かぶのは「SUZUKIの軽」だとネット上でも話題になった。名車・ワゴンR、アルトワークスなどが脳裏をよぎるが、「K-鈴木」は186センチ88キロの大型右腕だ。
オープン戦になれば選手成績に名前が載り、じわりとその存在を知りたくなる人が増えてくるはず。春に向けて検索ワード急上昇が期待される。
だが、これで問題は解決されていない。2014年のドラフト9位・鈴木優が在籍している。野手の鈴木との差別化は終わったが、鈴木優も「Y-鈴木」に改名すべきだという声も巷にある。
また、鈴木だけではない。オリックスには吉田が多すぎる。吉田一将、吉田正尚、吉田雄人、吉田凌……。吉田凌に関してはユニフォームの背ネームが「RYO」になっている。
現在は「吉田一」「吉田正」でしっくり来ているが、吉田雄や吉田凌のブレイクがあれば一見さんお断りの吉田帝国が完成してしまう。ならば、「吉田正尚→M-吉田」かと考えたが、エムはノド越しが悪い。ここは往年のプロレスラー・マサ斎藤よろしく、「マサ吉田」でいかがでしょうか。
ちなみにオリックス・駿太は、今季から苗字の「後藤」を登録名にすることが決まっている。
文=落合初春(おちあい・もとはる)