■セ・リーグ予想順位
1位:DeNA
2位:広島
3位:中日
4位:巨人
5位:阪神
6位:ヤクルト
■1位:DeNA
セ・リーグはフレッシュな順位予想になった。
DeNAを優勝にしたのは、最近、筆者が横浜市内に引っ越したからか、改革の息吹を随所に見聞きするようになったため。もちろん、ラミレス監督を中心としたチームマネジメントのうまさ、厚くなってきた選手層も理由。今季はまだ早い感があるかもしれないが、遅かれ早かれ3年以内にはペナントを奪取すると予想。
■2位:広島
昨季優勝の広島は2位に。DeNAとマッチレースを繰り広げながら、惜しくも……という想定。「タナキクマル」を軸に攻撃陣は機能するが、投手陣、とりわけブルペン陣が果たして年間通して持つかなという不安がよぎる。
■3位:中日
中日の3位は、はっきり言って期待込み。球団史上初の4年連続Bクラスの暗黒期からそう簡単に脱却できると思えないが、足のある選手の登用など森繁和新監督の“色”が出始めているのは好材料。
■4位:巨人、5位:阪神、6位:ヤクルト
中日以下の4チームは勝率5割以下で混戦になると予想している。巨人は大型補強の成否、阪神・糸井嘉男のセンター起用、ヤクルトは投手陣の整備という「アキレス腱」と上手くつき合っていけば、上位進出も十分にあり得る。
■パ・リーグ予想順位
1位:日本ハム
2位:ソフトバンク
3位:楽天
4位:オリックス
5位:ロッテ
6位:西武
■1位:ソフトバンク、2位:日本ハム
あと2、3年は札幌と福岡との間でペナントの渡し合いになるのではないか。そう思うほど、日本ハムとソフトバンクの戦力は充実している。
日本ハムを1位予想しているが、昨季同様、残り何試合かの段階での直接対決で決まるだろう。今季は9月21日に札幌ドームで両チームの対戦戦が設定されており、これに勝った方がリーグ覇者。
ちなみに、大谷翔平の起用法については、ケガからの回復途上という現状を踏まえ、「4月中は打者のみ、5月以降は〈DH→クローザー〉で試合を締める」という大胆予想で。
■3位:楽天
3位は楽天。WBC招集の則本昂大への依存は、岸孝之の加入である程度は解消できそう。あとは松井裕樹の前に投げる選手を固めればAクラスが現実味を帯びる。
■4位:オリックス
オリックスは若手に厳しい「福良イズム」が話題になるなか、駿太、武田健吾のどちらかが糸井の穴を埋められると面白い。
■5位:ロッテ
ロッテはソフトバンクに移籍したデスパイネの長打力を埋めるのにかなり苦労しそう。投手陣はある程度計算できるだけに、割り切ってつなぎの「マリンガン打線」の形成が必至だ。
■6位:西武
西武は投打がかみ合わないとズルズルいってしまうか。菊池雄星を中心に、多和田真三郎や高橋光成ら若手先発陣が躍動するのが上位進出への条件になる。
文=加賀一輝(かが・いっき)