■京田陽太(きょうだ・ようた)
中日
背番号51
1994年4月20日生(23歳)
石川県能美市出身
青森山田高→日本大
2016年ドラフト2位
■源田壮亮(げんだ・そうすけ)
西武
背番号6
1993年2月16日生(24歳)
大分県大分市出身
大分商高→愛知学院大→トヨタ自動車
2016年ドラフト3位
プロ入りは同期だが、社会人を2年経験している源田が学年では2個上となる。
出身高校の甲子園出場回数は、京田の青森山田が春2回・夏11回。源田の大分商が春5回・夏15回と、どちらも名門ながら、両選手の在籍時には甲子園出場は果たせなかった。ただ、大学時代は、それぞれの所属リーグでベストナインに選ばれている。
■京田陽太
101試合:打率.284(395打数112安打)/得点圏打率.256/26打点/2本塁打/19盗塁/8盗塁死/出塁率.314
■源田壮亮
99試合:打率.274(398打数109安打)/得点圏打率.336/打点42/3本塁打/28盗塁/6盗塁死/出塁率.328
開幕から全試合にフル出場している源田に対して、代打や守備固め、途中交代などもある京田。盗塁数や得点圏打率、打点なども含め、チームへの貢献度は源田の方が高い。ただし、安打数や打率は京田が上回っている。
■京田陽太
10失策/守備率.980
■源田壮亮
14失策/守備率.973
京田の10失策はセ・リーグで3番目に多く、源田の14失策はパ・リーグ最多タイ。
打球をさばく機会が多いショートは、年間を通して試合に出て失策数が1ケタなら一流とも言われるポジション。5失策以下なら宮本慎也(元ヤクルト)、井端弘和(元中日ほか)のような守備職人クラスとなる。
それを考えれば、まだまだ粗さが残る現状だが、ルーキー故に、当然ながらグラウンドも相手バッターも初めてというケースが多かった。その点は考慮すべきだろう。
アマチュア時代から守備には定評のあった両選手だけに伸びしろは十分。全体的な慣れが見込める今季終盤、さらに来季には、今以上の精度となっていることを期待したい。
文=藤山剣(ふじやま・けん)