長らく代表チームの主砲を務めたセペダ(元巨人)が外れ、新陳代謝をうながしているように見えるキューバ代表。
だが、昨年の国内リーグでは、ホセ・アブレイユ(ホワイトソックス)を筆頭に主力選手の流出がやまない名門・シエンフエゴスが下位に低迷するなど、人材不足に悩まされている。
結局のところ、ロースターには薄い選手層を補うべく、国内通算122勝の37歳のホセ・マルチネスやイタリアプロリーグに派遣されている36歳のノルベルト・ゴンザレスらのベテラン投手が名を連ねている。ここはエクトル・メンドーサ(巨人)ら若手が引っ張っていってほしい。
それに比べ、アルフレッド・デスパイネ(ロッテ)、ユリエスキ・グリエル(元DeNA)が控える打撃陣は役者が揃っている。この夏はカナダの独立球団、ケベック・キャピタルズで.374という高打率を残したグリエル一家の長男、ユニエスキ・グリエルも上位に名を連ねるだろう。ラインナップは、火がつくと手を付けられなくなる印象だ。
そして、ベンチではビクトル・メサ監督に注目。