【先取り情報】2013即戦力ドラフト候補選手名鑑【社会人・投手編】
【先取り情報】2013即戦力ドラフト候補選手名鑑〜来年の今頃はCS出場？
【社会人投手編】
※「編集部のおすすめの球団」以外は『野球太郎No.005』に掲載しているものと同じです。
吉田 一将 Kazumasa Yoshida
青森山田高〜日本大〜JR東日本
投手／右投左打／191cm90kg／24歳
■どんな選手？
1年目の昨季が人生を変えた。都市対抗、日本選手権をエースとして準優勝。オープン戦も含め、失投のない投球が負けない投球につながって一気にドラフト1位候補に台頭した。
■ココを見逃すな！
150キロや「魔球」はない。初球の入りの用心深さ、低めに集める丁寧さ、相手を見極めたら3球勝負の大胆さ。常勝のエースの座を担って、投手としてのグレードが急上昇。
■プロで言えば？
岩隈久志（マリナーズ）
■編集部おすすめの球団は？
今年のドラフト候補の中でトップと言ってもいいくらいの実力を持つ投手で、長身＋精密なコントロールという武器で、今からでもプロで通用するのではないだろうか。おすすめも何もどこの球団でも問題無いだろう。
東明 大貴 Daiki Tomei
富田高〜桐蔭横浜大〜富士重工業
投手／右投右打／178cm76kg／24歳
■どんな選手？
2年間で社会人有数の安定感を有する右腕に急成長。構えたミットに80％前後きめられる制球力に、走者を出してもセットに長短をつけ打者の呼吸を測りながら投げられる投球術は見事。終盤のスタミナを万全に。
■ココを見逃すな！
カーブ、スライダー、フォークにチェンジアップ、ツーシーム、多彩な変化球を持ちながら、140キロ前半でも伸び抜群の速球でガンガン攻める投球も。
■プロで言えば？
攝津正（ソフトバンク）
■編集部おすすめの球団は？
大学時代から高い評価を受けていたのをさらに社会人で高めた実戦派右腕。群馬出身の渡辺久信監督の西武で、先発でもリリーフでも大いなる活躍を期待したい。
浦野 博司 Hiroshi Urano
浜松工高〜愛知学院大〜セガサミー
投手／右投右打／178cm70kg ／24歳
■どんな選手？
ドラフト上位候補ひしめく「2年目の右腕たち」。その中でも、ここ一番での実戦力ならこの投手だ。大舞台ほど、ピンチほど、スペシャルトップギアを繰り出す勝負根性はプロ向き。勝負所では140キロ後半に増速の速球とスライダー、フォーク。キバをむいたら怖い球質だ。
■ココを見逃すな！
「そのスリムな体でどうしてこんな球威のボールが！」。その意外性が打者を翻弄する。
■プロで言えば？
西本聖（元巨人他）
■編集部おすすめの球団は？
強気や攻める気持ちが強い投手は今のDeNAには少ない。浦野の加入で戦力アップも、若手投手陣への刺激にもなれば一石二鳥だ！
三上 朋也 Tomoya Mikami
県岐阜商高〜法政大〜JX‐ENEOS
投手／右投右打／190cm90kg ／24歳
■どんな選手？
屋宜照悟（日本ハム）のプロ入りでチームの「右の柱」に。同時に、同期の俊英たちとの台頭競争も。巨体から豪快に投げ下ろす投球だが、その内容は低めへのスライダー、チェンジアップの制球力が光る。堂々の体躯が回転しにくくなるほどだとマイナスに。
■ココを見逃すな！
マウンドのムードが菅野智之（巨人）に似てきた。打者を見下ろし観察、圧倒。マウンドを支配できている。
■プロで言えば？
岡林洋一（元ヤクルト）
■編集部おすすめの球団は？
県岐阜商高出身で、低めにボールを集められる投手だと中日。法政大〜JX‐ENEOSという神奈川の系譜だとDeNA。どちらかというと、世代交代を推し進める中で、190以上の長身投手がいない中日でより力を発揮しそう。
秋吉 亮 Ryo Akiyoshi
都足立新田高〜中央学院大〜パナソニック
投手／右投右打／182cm76kg ／24歳
■どんな選手？
昨秋も会社の慰留がなければ「1位」もあった快腕。球速帯142〜149キロの速球にスライダー、チェンジアップを駆使し打者のタイミングを外す。スッと抜くボールがあれば、打者はもっと気が抜けないのだが。
■ココを見逃すな！
サイドでもバットを粉砕できる速球の威力。それでも「上」では際にきめないと仕事にならない。そんな意識と精度の獲得が「3年目」を選んだ意味だ。
■プロで言えば？
十亀剣（西武）
■編集部おすすめの球団は？
都立高出身選手がドラフト上位でプロ入りという夢のような話。そこで人気球団に入るよりも、そこを倒して、日本一に貢献というストーリーのほうが、より輝くことになると期待したい。広島ならお手本になる右腕もたくさんいる。
岡本 健 Ken Okamoto
神戸国際大付高〜新日鐵住金かずさマジック
投手／右投右打／177cm80kg／21歳
■どんな選手？
高卒3年目、21歳にしては非常に精神年齢の高い投球ができる。人間には好不調があって当然。それをわきまえて、好調時には気迫と球威で押し、調子イマイチなら相手打線をはぐらかす投球を堂々とできる。若くても任せて安心。そんな投手に。
■ココを見逃すな！
相手打者の能力を測定ながら、140キロ前後の速球、スライダーに沈む系で対峙。フィールディングは抜群だ。
■プロで言えば？
野上亮麿（西武）
■編集部おすすめの球団は？
もちろん先発も可能だが、2013年都市対抗の活躍は圧巻だった。リリーフ陣が不安の西武や、年齢層の高い阪神（岡本は兵庫出身でもある）を救うことができるか
森 唯斗 Yuito Mori
徳島・海部高〜三菱自動車倉敷オーシャンズ
投手／右投右打／173cm72kg／21歳
■どんな選手？
社会人若手投手で、最も「伸びていく人のみずみずしさ」を発散する快腕。怖いもの知らずの痛快さが魅力。145キロ前後の速球と真横に吹っ飛ぶ印象のスライダーでガンガン押しまくる投球が若い！
■ココを見逃すな！
コールドスコアで負けていても、ブルペンでの投げっぷりからしてすばらしい。リリーフするや、名誉挽回とばかり気合爆発の「炎投」で相手打線を完全制圧だ。
■プロで言えば？
村山実（元阪神）
■編集部おすすめの球団は？
体格をそれほど気にせずに指名するイメージが強いのは日本ハム。安定したストッパーだった武田久の絶対感が薄れてきた今、フォローしつつ、後継者となれる存在を探しているはず。それは森唯斗でも十分に務まるだろう。
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