【沖縄・野手編】ドラフト関連度C
小柄でも高い身体能力
野手は例年通り、小柄で身体能力の高いタイプが多い。中でもセンバツに出場した沖縄尚学には、諸見里匠、名嘉昇司、柴引佑真、知念佑哉と好選手が揃う。諸見里は今年の沖縄を代表する選手で、俊足・強肩に加え好機に強い打撃と高い守備力が光る。体格に恵まれる名嘉は圧巻のヘッドスピードで威圧感を与える。前年から主軸を打つ柴引は打球の速さが目を引き、50メートルを5秒9の知念の足も驚異だが、故障が気がかりだ。
神谷塁(北山)はグラブさばきに優れた内野手で、器用な打撃と投手もこなすセンスを併せ持つ。北山では仲里樹の強打にも注目だ。
砂邊大州(真和志)は県屈指の外野手で、その長打力と強肩で沸かせる。投手の譜久村も県トップクラスの強打者として知られる。
下里駿介(興南)はガッチリした体でパワーに溢れるスラッガーだ。興南には上原周太朗、仲宗根聖人ら強打者が多く揃い、選手層の厚さでは群を抜く。比嘉健汰(美里)は抜群のスナップを効かせた送球が売りの捕手で、二塁送球タイムは1.9秒台だ。そして小柄ながら楽々スタンドインさせるパンチ力も魅力。亀川盛斗(中部商)も小柄な外野手だが、非凡な長打力を有する。
宮國汰都(宮古)は100メートルを10秒台で走る超俊足の外野手で、走攻守に優れた好選手だ。また沖尚の知念とともに中学時代に陸上400メートルリレーで全国優勝経験のある真栄田将弥(首里)も興味深い遊撃手だ。
【注目選手】諸見里匠(沖縄尚学)