近鉄を皮切りに、ヤクルトやオリックスで活躍した吉井理人。持ち味は制球力の良さであった。しかし、この日の広島戦では突如ストライクが入らなくなる異常事態が発生。その理由はなんと雷。当時30歳の吉井は、雷が大の苦手だったのだ。吉井の投球内容は2回3分の2で球数81球、被安打6で7四球、自責点8。リーグタイ記録となる1イニング5四球の大乱調だった。