≪投手≫
近藤大亮(1年目・25歳)
1試合/0勝0敗/防御率0.00
佐藤峻一(4年目・25歳)
3試合/0勝0敗/防御率12.60
角屋龍太(1年目・26歳)
2試合/0勝0敗/防御率11.57
赤間謙(1年目・26歳)
2試合/0勝0敗/防御率54.00
≪野手≫
吉田正尚(1年目・23歳)
21試合/打率.263(80-21)/0本塁打/4打点
大城滉二(1年目・23歳)
7試合/打率.214(14-3)/0本塁打/0打点
鈴木昂平(1年目・25歳)
1試合/打率.000(0-0)/0本塁打/0打点
新人起用の意欲はすごいオリックス。しかし、結果は散々だ……。開幕2戦目でドラフト2位の近藤大を先発に抜擢したが、3回終了時に右肩違和感で途中降板→離脱。これが悪夢の前兆か、その後、1軍デビューした投手たちはボコボコに打たれまくった。
野手ではドラ1・吉田正を開幕から1番DHで起用する大抜擢に出た。こちらはまずまずのスタートを決めていたのだが、4月後半に腰椎椎間板症でリタイア。近藤大も吉田正も復帰は交流戦明けにずれ込む模様だ。
抜擢した選手が相次いで不運に見舞われる事態。スタートダッシュに失敗したオリックスだが、1軍新戦力だけを切り取ってもまるでツイていなかった。
≪投手≫
石橋良太(1年目・25歳)
3試合/0勝0敗/防御率27.00
≪野手≫
オコエ瑠偉(1年目・19歳)
11試合/打率.000(7-0)/0本塁打/0打点
茂木栄五郎(1年目・22歳)
40試合/打率.276(134-37)/1本塁打/19打点
吉持亮汰(1年目・23歳)
6試合/打率.000(7-0)/0本塁打/1打点
オコエに過剰な注目が集まった楽天だが、大成功だったのは茂木の抜擢。開幕から6番ショートで起用し、ここまで安定した結果を残している。同じくショートがメインポジションの吉持も現在2軍ながら、2軍打率.324と非凡な素質を見せており、深刻なショート不足が解消されるかもしれない。
≪投手≫
井口和朋(1年目・22歳)
13試合/0勝1敗/2ホールド/防御率4.41
田中豊樹(1年目・23歳)
1試合/0勝0敗/防御率0.00
加藤貴之(1年目・24歳)
10試合/1勝1敗/防御率3.00
≪野手≫
横尾俊建(1年目・23歳)
4試合/打率.000(4-0)/0本塁打/0打点
毎年、獲得したルーキーには一定のチャンスを与えている日本ハム。今年もすでに8人中4人のルーキーを1軍起用。特に即戦力の評価が高かった井口、加藤はやや手薄だったリリーフ陣に厚みを持たせる存在になっている。
あとはドラ1・上原健太の動向。大学時代からのスランプがまだ続いているようで2軍でも苦戦しているようだが、本領を発揮して今季中に1軍にたどり着けるか。
≪投手≫
佐藤勇 (4年目・22歳)
5試合/0勝2敗/防御率6.60
多和田真三郎(1年目・23歳)
1試合/0勝1敗/防御率36.00
南川忠亮(1年目・24歳)
4試合/0勝0敗/防御率2.25
≪野手≫
なし
毎年、見切り発車気味でもガンガンとニューフェイスを使ってくる西武。昨季は高橋光成がブレイクしたが、今季は多和田、佐藤の先発候補がいきなり大コケ。しかし、シーズンはまだ長い。名誉挽回ブレイクに期待したい。
野手の1軍初出場はいないが、3年目・山川穂高を開幕スタメンで起用したのが最大の抜擢か。しかし、緊張でガチガチ。まったく打てず、4試合で2軍に逆戻り。抜擢に応えるメンタルの強さがほしかった。こちらも名誉挽回&2軍の帝王脱出に期待。
≪投手≫
東條大樹(1年目・25歳)
1試合/0勝0敗/防御率13.50
≪野手≫
平沢大河(1年目・19歳)
4試合/打率.000(4-0)/0本塁打/0打点
新戦力の起用が多いイメージのロッテだが、今季1軍初出場はまだ2人。ゴールデンルーキー・平沢の硬さがどこまで取れるかが目下の注目だ。
シーズン中盤になるといつの間にかルーキーが1軍に紛れ込んでいるチーム風土。ドラフト2位・関谷亮太は谷間の先発で、ドラフト7位・高野圭佑はビハインド時のリリーフで、シレっとデビューを果たしそうだ。
≪投手≫
なし
≪野手≫
なし
強大な戦力を有するソフトバンクはなんとここまで大抜擢なし。充実の裏返しでもあるが、少し寂しい気もする。強いて挙げれば、一番の大抜擢は新外国人のスアレス。一昨年まで草野球選手だったという25歳の投球には驚かされるばかりだ。
文=落合初春(おちあい・もとはる)