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来季セ・リーグの台風の目になるか?ラミレス新監督を迎えたDeNA

 4年に渡り球団の顔としてチームをリードした中畑清監督に代わって、DeNAの指揮官に就任したラミレス新監督。11月19日に秋季キャンプを打ち上げた。

 11月6日から2週間の日程で行われた鹿児島・奄美大島での秋季キャンプ。ラミレス新監督は8人のコーチングスタッフとともに参加し、『凡事徹底』〜DO ALL THE COMMON TASKS PROPERLY〜というキャッチフレーズを掲げ、選手たちに基本の重要性を再認識させた。


ファンサービスも徹底


 それに加えて、ファンサービスも積極的。練習後は、選手数名を同席させてのサイン会を連日開催。

 球場に詰めかけた観客と選手が直接ふれあえる場をセッティングした。さらに「相手の目をしっかり見て対応するように」と、ファンを大事にする同監督らしいアドバイスも送っていた。

背番号に秘められた想い


 このように、近年はファンサービスも厚みを増しているのがDeNAで、その結果、観客動員も右肩上がり。

 しかし、肝心の成績が伴わない。横浜DeNAベイスターズとなって以降、2012年が6位(46勝)、2013年が5位(64勝)、2014年が5位(67勝)、2015年が6位(62勝)と低空飛行が続いているのが現状だ。

 ただ、ポジティブに考えれば、来季は4位でも過去最高順位となる。ラミレス新監督は、過剰なプレッシャーを感じる必要はないと言える。

 背番号の80番は、優勝に必要な勝利数を表わしているという。80勝もすれば、まず優勝争いに絡んでくるだろう。明るさだけでなく、勝負強さも兼ね備えた監督になれるかどうか。契約期間は2年だ。


文=藤山剣(ふじやま・けん)

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