2001年夏、前身の岐阜三田高が出場して以来、14年ぶり3度目の甲子園出場を決めた岐阜城北。チームを率いる鹿野監督は、機動力を重視した野球で「しぶとい」チームを作り上げてきた。岐阜大会はノーシードからの勝ち上がり。昨秋の県大会では、準々決勝に進むも、プロ注目右腕の高橋純平(県岐阜商)に抑えられ、0−11と屈辱的な大敗を喫し、春も県大会出場はならなかった。
それだけに、今夏の甲子園大会出場は無欲の勝利。変則的な投球スタイルの投手を揃え、堅い守備力で守り勝ってきた岐阜城北は、学年に関係なく、互いに確認や指示を出し合えるチームの雰囲気も強み。甲子園での雰囲気作りも、鹿野監督の手腕にかかっているのではないだろうか。