【Q1】2016年のオープン戦、レギュラーシーズン、オールスターゲーム、CS、日本シリーズと全試合出場した選手は誰だ?
これは2016年シーズンの143試合出場した選手ということではない。オープン戦、レギュラーシーズン(143試合)、オールスター(2試合)、CS、日本シリーズのすべてに出場した選手が1名存在するのだ。ヒントはオールスターゲームに出場している野手。そして、所属球団は日本シリーズに出場しているということだ。
答えは本稿の最後に記してあるので、このままQ2に進んでいこう。
【Q2】2016年オープン戦、レギュラーシーズン、オールスターゲーム、CSまで全試合出場したのは誰だ?
Q1の答えは、該当の選手が日本シリーズ出場チームに限られてしまうので簡単すぎたかもしれない。
一方、日本シリーズには出場を果たしていないがオープン戦からCSまで全試合に出場した選手もいる。ヒントは日本ハム、広島以外のCS出場球団のオールスター出場選手。チームの柱としての多くの出場数を誇りながら近年、期待の若手が入団したことによりコンバートの可能性も否定できない選手、というのが大きなヒントとなるかもしれない。
【Q3】2016年シーズン山田哲人以外の「20本・20盗塁」達成者は誰だ?
今シーズンは山田哲人(ヤクルト)が前人未到の2年連続トリプルスリーを達成。昨シーズンは柳田悠岐(ソフトバンク)もトリプルスリーを達成していることもあり、トリプルスリーが簡単そうに見えてしまうのが恐ろしい。
そのトリプルスリーを達成するためにクリアしなくてはいけない「20本・20盗塁」を達成している選手は、山田を除いてただ1人。さて、誰だろうか?
【Q4】両リーグを通じて、2016年シーズン全試合に出場し守備率10割を記録した選手は誰?
今シーズンのレギュラーシーズン143試合の全てに出場し、守備率10割の選手がいる。守備の名手という印象はない選手だが、全試合に出場し守備率10割は大記録だ。これは2011年の坂口智隆(当時・オリックス)、岡田幸文(ロッテ)以来の記録となる。
【Q1】プロ野球に在籍した昭和64年生まれの選手は誰だ?
昭和64(1989)年は1月1日から1月7日までの7日間のみの年度だ。リオ・オリンピックで2大会連続金メダルを獲得した内村航平が昭和64年1月3日生まれで衆目を集めたが、プロ野球界にも過去1人だけ昭和64年生まれが在籍していた。
【Q2】1球勝利、1球敗戦、1球セーブ、1球ホールドをすべて達成している投手は誰だ?
今シーズン、楽天の金刃憲人が1球勝利を2度達成し注目を浴びた。同一シーズンでの達成はもちろん、通算でも2度の1球勝利は史上初の快挙だ。
さて、プロ野球の長い歴史のなかには1球勝利、1球敗戦、1球セーブ、1球ホールドを達成しているレアな選手がいるのだが、それは誰だろう。
答えは以下の通り。
【2016年シーズン編】
A1:レアード(日本ハム)
A2:鈴木大地(ロッテ)
A3:丸佳浩(広島)
A4:秋山翔吾(西武)
【歴史編】
A1:辻本賢人(元阪神)
A2:落合英二(元中日)
何問正解だっただろうか。マニアックな野球ファンには簡単すぎたかもしれないが、こういった野球トリビアを野球飲み会、野球ファンが集まる忘年会で披露し、ぜひ野球ファンの輪を広めてほしい。
文=勝田聡(かつた さとし)