7月9日〜25日(QVCマリンフィールドほか)
早川&島をはじめ投手にタレント続々!
大型野手も多く、絶対的ドラフト注目区
●全国屈指の左右の投手
千葉には全国屈指の投手が2人いる。1人目は、昨年からふた回り体が大きくなり、約10キロスピードが増して一躍注目の的となった島孝明(東海大市原望洋)。2月の左足首のねんざの影響で、春の県大会は4試合すべてリリーフ登板。最速153キロを記録し、計8イニングで16三振を奪った。ノビのあるストレートにスライダーが武器。5月中旬に行われた仙台育英との練習試合では、先発して6回11奪三振も6回に5失点と春先の投げ込み不足によるスタミナ面に課題を残した。
2人目はセンバツ8強左腕の早川隆久(木更津総合)。球の出どころのわかりづらいフォームから繰り出すキレ抜群のストレートは、全国舞台でも強豪校を苦しめた。
島と早川を追いかけるのは、川口廉(千葉黎明)。コントロール抜群の外角ストレートは最速139キロながら、体感速度は球速表示以上に感じさせ、昨年から一段と進化した。柔軟な打撃も見逃せない。鈴木凌賀(成田)は最速140キロのストレートに威力あり。成田では尾身健太朗も140キロ前後の重いストレートを持つ。
2年生ながら春優勝の立役者となった金久保優斗(東海大市原望洋)は、春の大会中に急成長。しっかりとゲームメークできて、140キロ前後のストレートも有する。島に続いて今夏ブレイクする可能性を秘めている。
専大松戸には2年生に左右の両輪がいる。エース格は安定感があり、三振の奪える左腕の濱名竜之介。右の本格派・川上鳳之は最速142キロで伸び盛りだ。
今春ベスト4の中村亮太(千葉経大付)は130キロ後半のストレート派。昨夏の千葉大会決勝を経験している並河啓太(習志野)は138キロ右腕。植田涼太(日体大柏)は三振の取れる2年生の変則左腕。小気味よい投球で、最速135キロの鍵本章太(市船橋)。160センチと小柄ながら秋準優勝、春ベスト8と結果を残した右腕・鈴木翔(千葉明徳)、昨夏4強の立役者で最速136キロ右腕の浅野辰樹(中央学院)、1年時から評判で140キロ近いストレートで最後の夏に挑む安藤大賀(銚子商)、昨夏6イニングで14奪三振の石松卓己(千葉敬愛)、最速138キロ右腕・伊藤翔(横芝敬愛)などにも注目。