2013夏・西東京の展望、ライターのみどころ、注目選手リストはこちらです！

2013/6/25

＜西東京の主な注目選手＞
投手・内野聖士郎（創価・3年）
179センチ75キロ／右投右打
横手よりやや高い位置からのストレートの勢い◎。低めの制球磨いて被長打減を

投手・高橋　優貴（東海大菅生・2年）
175センチ64キロ／左投左打
氷上を滑走するようなリニアストレートで空振り連取。あとは“崩し”の工夫を

投手・大場遼太郎（日大三・3年）
167センチ72キロ／右投右打
小柄ながら全身を使った140キロ超えストレートがうなる速球右腕。高めに力ある

投手・大橋　優太（日大鶴ヶ丘・3年）
172センチ70キロ／右投右打
上背はないがリリース位置高く角度あり。打者見て緩急駆使する投球術は都随一

捕手・豊澤　拓郎（都日野・3年）
178センチ82キロ／右投右打
思い切り投げて打つスタイルで春都大会3本塁打も試合で痛めた肩の故障が心配

捕手・利光　健作（早稲田実・3年）
183センチ81キロ／右投左打
捕手としての経験は浅いが身体能力は高い。動きの随所にスケールの大きさ漂う

一塁手・佐々木　優（日大三・3年）
180センチ82キロ／右投右打
昨秋の都大会創価戦で3ボールから打ちにいって本塁打にした度胸十分の長距離打者

一塁手・熊田　睦（早稲田実・3年）
174センチ85キロ／右投左打
放物線より一二塁間抜く球足速い打球が魅力の強打者。二塁手が動けないことも

二塁手・奥　輝彦（創価・3年）
168センチ66キロ／右投右打
気がつけばセンター定位置付近の飛球まで難なく処理する忍者的守備範囲に注目

外野手・石田　鴻太（日大三・3年）
180センチ77キロ／右投左打
今春1番で長打爆発。今年は小ぶりと囁かれた打線を例年並みに底上げする核に

＜大会展望＞
王者・日大三vs他校の図式揺るがず
　昨秋は都8強止まりも、この春しっかり力をつけて都大会準Vの日大三が本命。例年より打線の破壊力がやや劣るという声もあったが、火がつけばビッグイニングになるつながりのよさは変わらない。速球派右腕の大場遼太郎を軸に左腕・荻野佑眞、関東大会で148キロを出した三輪昂平など投手陣も豊富だ。対抗はセンバツ出場の早稲田実。左の多い投手陣がカギを握る。投打のバランスがいい創価もチャンスは十分。日大鶴ヶ丘はエース大橋優太の出来次第か。地区再編で西となった国士舘も注目。

＜コラム＞
17年ぶり東西地区割り再編成の影響は？
　東京では、東152、西121と格差が拡がった校数を是正するため、1996年以来17年ぶりとなる東西地区割りの再編が行われた。今回は、多摩地区に隣接することを基準に世田谷区の20校を西へ、さらに中野区の8校が東へ移動。これにより、国士舘、駒大高、世田谷学園などが東→西、堀越、東亜学園が西→東へと変更になる。とはいえ、とある上位校の監督は「西東京については、日大三がいる限り勢力図は大きく変わらない」と断言。今年も日大三は各校の大きな目標となる。