■どんな選手?/今世代を引っ張ってきたスーパー投手。今夏の甲子園では優勝こそならなかったが、智辯和歌山戦で14回23三振を奪うなど、ズバ抜けた力を見せた。U-18W杯のカナダ戦では7回18三振と、世界に衝撃を与えた。ストレート、スライダー、チェンジアップ、フォークと、すべての球種のレベルが高く、特に曲がり幅の大きなスライダーは「松坂(大輔/中日)クラス」との評判もある。課題となるのがストレートの高さ。膝元に投じる割合が上がれば、プロでも早い段階から活躍できるはずだ。■プロでの成功イメージ/先発ローテの中心として長きにわたり、チームを引っ張る存在に。1年目の後半から1軍デビューがあっても不思議ではない。■プレーヤータイプ/田中将大(ヤンキース)。プロで体重が増え、筋力がついてきたときには、田中のような圧倒感が出てくるのではないか。183センチ84キロとサイズは申し分ないが、まだ体が薄い。本人もプロ入りまでの課題を体作りに置く。