ポテンシャルは世代トップクラスの遊撃手。1年夏からレギュラーの座を掴むと、昨夏の甲子園では攻守で1年生らしからぬパフォーマンスを発揮した。巧みなグラブさばきと配球を読んでポジショニングを変える打球感を見ているとプロでも遊撃手として十分にやっていける素質を感じさせる。試合前ノックでは植田海(阪神)の高校3年生時と遜色ない動きを見せており、どんな成長曲線を描くのかが楽しみだ。打撃ではストレートを苦にしない対応力があり、左右に長打を打ち分けることができる。178センチ70キロという細身はまだ伸びしろがあることの裏返し。順調にスケールアップして1年後にはドラフト1位候補と騒がれるだけの選手になってほしい。(2019年6月)