センバツで150キロを記録し、“剛腕”と呼ばれがちだが、本質は別のところにある。打者心理や勝負の分かれ目を敏感に感じ取る嗅覚の鋭さこそが真骨頂。ただ、センバツ直後の春の県大会では、やや力勝負に偏っていた印象も。押し引きに長けた本来のスタイルに立ち返ることで、進化したストレートがより輝くはず。(2019年6月)